柊報 2025年1月22日

今週の活動報告をお届けします。

まず、今週の大きな出来事は2つあります。

ガラス管LED時計「CK-05B」の基板を発注しました

1つ目は、ガラス管LED時計「CK05b」の基板を発注したことです。

下記が、設計したガラス管LED時計の基板の外観です。

【写真1 設計した基板の外観】

 

昨年までのバージョンと比較すると、サイズやデザインはまったく変わらず、品質面を工夫し、より頑丈で作りやすい設計に変更しました。柊工房は基本的に空中配線なので、基板を設計するのは年始のガラス管時計だけなんですよね。

今回はJLCPCBという会社に発注をかけました。ほかの基板メーカーと比較しても、一番安く、30枚の基板を送料込みで約5000円程度で出来てしまいます。ほんの10年前までは、プリント基板をこんなに安く作れなかったので、本当に良い時代になったなあと思います。

久々の基板発注だったので、やり方を色々忘れていて大変でしたが、無事に注文できました。基板の設計で一番大変だったのは、ピッチ合わせです。パッケージのサイズが思った以上に小さかったり大きかったりするので、実際に印刷してみると意外とミスが出ます。なので、写真のように、実寸サイズで印刷して、ホンモノの部品を載せてサイズの確認をしています。

【写真2 柊工房のお家芸 実寸ピッチ合わせ】

 

また、はんだ付けのしやすさを考慮して、シルク印刷も丁寧に行いました。部品の型番やサイズを明記して作りやすくしたり、電源の接続も、タイプCのコネクターから、リードのはんだ付け1本でまとめることで、様々なケーブルでも対応できるように改善しました。

これで作業がしやすくなり、より多くの時計を作れるようになると期待しています。イベントでガラス管の時計が大変人気なので、今回もたくさん作ろうと思います。

【写真3 ガラス管LED時計】

 

ハンドメイドジャパンフェスを見に行きました

2つ目の出来事は、先週末に東京ビッグサイトで開催された「ハンドメイドジャパンフェス」に行ってきたことです。出店はしていませんが、毎年見に行っているイベントです。

今年は特に3月に開催される「大阪アートてづくりバザール」の展示の参考にするために、明るいエリアでの展示方法を見てきました。

イベントによって雰囲気が違いますが、ハンドメイドジャパンフェスではデジタル時計の出展がほとんどありませんでした。針時計が数組見られましたが、デジタル時計は私が見た限りではゼロでした。自発光する製品自体が少ない印象です。

【写真4 HMJの主な作品(HMJのホームページから抜粋)】

客層もほとんどが女性で、アクセサリーや服飾品が多かった印象です。私のようなLED時計は場違いかもしれませんが、逆に目立つこともできると思います。

また、HMJを見ていて思ったことは、ぱっと目につくブースの特徴は、なにより、何を売っているのかが、すぐにわかるようにしているところです。とくに、大きい文字で、「ピアス」「かばん」「マカロン」などと、一目見て何屋かわかる看板を掲げていることや、大きな作品を高いところに飾っているところは、何を売っているのかが分かりやすく、つい見にいってしまいます。何を売っているかを明確にすることが大事だと感じました。

逆に、お店の店名を掲げるのは、本当に名が知れた有名店であれば別ですが、あまり人をひきつけない気がします。

柊工房も、例えば「置時計」と大きく書いた看板を掲げることで、遠くからでも目立つようにしたいです。

【写真5 こんな感じで看板を出したい】

今年の活動予定について

以前、応募したと話していた5月のデザフェスminiには落選してしまいました。

なので、今年はデザフェスに出れる可能性が極めて低いので、通販を強化していこうと思います。3月の大阪アート手作りバザールが終わったら、通販を開始する予定です。今年は在庫を確保する方針で、3月以降イベントと通販を併用していきます。

今年のイベント予定としては、下記になります。

①[3/22,23](大阪・南港) 「大阪アートてづくりバザール」→出展確定

②[4/29](群馬・前橋)「鉄と蒸気と奇譚のまち」→出展確定

③[6/21,22](愛知・名古屋)「名古屋クリエイターズマーケット」→応募予定

④[夏頃]「ハンドメイドジャパンフェス」→応募予定

⑤[秋頃]「異世界まあけっと」→応募予定

⑥[秋頃]「日本蒸奇博覧会」→応募予定

 

以上、今週の週報でした。ありがとうございました!

柊報 2025年1月15日

皆様どうもご無沙汰しております。柊工房 ひいらぎでございます。

2025年1月14日時刻は21時42分でございます。今週のトピックとしては大きく4つあります。

①ディップフラワーを作ってみました

まず一つ目は、今週の土曜に、ジュンク堂行きまして、ジュンク堂でディップフラワーに関する本を見つけました。

 [写真1: ジュンク堂で買ったディップフラワーの本]

皆さんは、ディップフラワーを知っていますか。僕あんまり知らなかったんですけど、薄いガラスのような花びらを作れる技法でして、僕、初めて見たときは、レジンで作っているのかなと思ってたんですよ。でも違いましたね。
デザフェスでよくご一緒する、四季相物語(shikisoumonogatari) という方がいらっしゃいまして、おそらくその方がやってる技法がこのディップフラワーアレンジメントというやり方をしてまして、要するに、とても粘性の高いレジンのような液体に、例えば細い針金で花とか花びらの形を作って、それをディップして膜を作る。そして、その膜が乾くことによって、薄いガラスの花びらみたいなお洒落なアートができるっていう技法らしいです。

で、これをですね、ジュンク堂でたまたま見つけまして、さっそく挑戦してみようかなと思いました。翌日の日曜日ですね、僕、埼玉の志木に住んでるんですが、車で30分ぐらい行ったと、行った三芳というところに「アークオアシス」というハンドメイド雑貨のお店があります。そこにですね、ディップフラワーの グッズが色々買えるので、さっそく買ってきました。色は、緑色のディップ液と、ワイヤーです。

 

[写真2 アークオアシスで購入したディップ液]

それでですね、銅線で輪っかを作って、試しに葉っぱを作って、ディップしてみました。案外、すぐに乾きました。他の方みたいに 綺麗な透明な感じには出来なかったです。もうちょっともう一工夫がいるなっていうような感じです。

[写真3; 初めて作ってみたディップアート]

これはディップフラワーの可能性を感じました。これで花びらとか作って、空中配線の時計とかドライフラワーの時計とかと融合させたいなと。
それこそ現在リリースしているドライフラワーの時計(CK-05)なんですけど、 ドライフラワーの時計とかにも合わせられるかもしれないですね。今は、本物のドライフラワーを飾ってるんですけど、それをディップアートのドライフラワーで作るのもありかもしれないですね。

ぜひ作りたいと思ってるのは、空中配線の回路そのものをディップアートでアレンジできるんじゃないかなとちょっと思います。 そしたらまた新しいのができるかなって。よくいろんな作家さんの作品見ると、ディップフラワーで作った花の中に、LEDを仕込んで 光らせるだけの方はいっぱいいらっしゃるんですが、光らせるだけじゃなくて、例えば中にほんのり7セグで数字が見えるとか、光り方を色々制御させてあげたりとかしてみたいなと思います。柊工房の強みである電子回路を色々いじくれるという強みを、ディップアートと合わせてなんかいけないかなっていうのはちょっと考えています。ちょっとやり方がまだ うまく見つかってないのであれなんですけど、ちょっと考えてみたいなと思っています。

なんで、ディップフラワー、ちょっと今後どこかで取り入れると思いますので、まだちょっと要素技術を研究中になります。

 

②今週の生産(漢字キーホルダーと発電機型時計)

2つ目の話は、今週の生産内容についてです。

大阪アート手作りバザールに向けて、漢字キーホルダーをいくつか作りました。

今回は11枚作りました。こちらです。


いつも悩むのは、何の漢字を作ろうかということです。常用漢字だけでね、何百字、何千字あるので、どう絞っていくかが難しいところです。

また、月曜日は発電機型のLED時計を生産してました。

今、2台まだ生産中です。今週の金曜日までには仕上げようかなと思っています。それにしても久々に空中配線しました。2か月ぶりぐらいに生産をしたんですけど、腕がなまってしまってるんで、またしっかり練習していかないといけないなと感じております。今週の活動はそんな感じです。

 

③念願のガラスドーム見つけました

あともう1個話題がありました。 一昨日、 いつもガラス缶とかドライフラワーとかを仕入れてるお店に行ったら、ドーム型のガラス管を見つけました。

ずっと探してたんですよ。

今まで円柱型のCK-12という機種があるのですが、あれ本当はドーム型の丸いガラスケースなんですよね。

本来はドーム型だったんですけど、このドームのガラス管がなかなか手に入らなくなってしまったので、仕方なく円柱型にしてるっていう、実はそういう系譜があります。

ただ、円柱型の良くないところは、ちょっと斜め上からの視点でLEDが見えにくくなってしまうので、できればドームがいなと思ってたら見つけました。


ただこちら少しサイズが大きいんですよね。なので、少しリニューアルをして出してみようと思います。

また、同じお店で、写真のような小さいドーム型のガラス管を見つけました。

これがなんと、 柊工房が出してるCK08シリーズ。これがね、中にすっぽり入るんですよ。こんな感じ。写真があると思います。


かっこいいでしょ。同じ作品だけど、ガラスに入れるだけで印象が大きくかわりましたね。

ちょっと惚れてしまいまして。なので、この形でも出そうと思います。

④1/18 ハンドメイドジャパンフェスを見に行きます

今週の土曜はですね、 ハンドメイドジャパンフェスっていうイベントがあります。出店はしないんですけど、見に行きたいなと思っています。

特にですね、 3月に大阪アート手作りバザールが控えてますので、そこに向けて、とくに展示構成をどうしようかなっていうのを考えてます。

というのは、今までデザフェスとか蒸気博とかもそうですけど、あの暗いエリア で出店してきたんですよね。で、僕の作品はLEDなので光ってなんぼなので、暗ければ暗い、暗い会場じゃないとちょっと映えにくいっていうのがあります。なので、大阪アート手作りバザールは結構明るい会場なんですよね。そのため、ちょっと展示方法を考えなきゃいけないなと思ってます。ハンドメイドジャパンフェスは、いずれも会場が明るいので、その中でどういう工夫をされてるのかなっていうのを 、ぜひ下見させていただきたいなと思います。
 

⑤今日の余談(ライブコマースについての所感)

で、ここから先はですね、今週の余談です。
で、今週ちょっと語りたいのが、「ライブコマース」についてです。

ライブコマースって皆さん知ってますか。ライブコマース。

多分日本だと全然馴染みがないんですけど、中国などではライブコマースが結構一般的みたいです。要するに、インスタグラムとか、中国だとウェイボーなどのSNSで、たくさんフォロワーを持ってるインフルエンサーの方が、ハンドメイド系のイベントなどの店頭でオークションを始めちゃうんですね。
ライブ配信をしながらその場でオークションを始めてしまって、お店に並んでる商品を順番にライブで撮影していって、 配信を見ている視聴者が、これ買う、私買いますって、チャットを入れて、その場でどんどん調達して、後日で送付するという、要は ライブ配信するバイヤーみたいな感じですね。

私も一昨年、大阪アート手作りバザールに出た時に見かけましたし、ハンドメイドジャパンフェスを見に行った時も、あの人、ライブコマースだ。っていう感じの人がね、ちらほら見受けられたんですよ。それが1人とかじゃなくてね、結構な 人数いるんですよ。
で、あとは結構、その場でオークション始めるだけじゃなくて、そのブースのものを大量に買い付けて、会場の外で戦利品をずらっと並べて、1個1個その場でオークションを始めちゃうみたいな ことをしてるんですよね。

これがイベントによって、禁止してるイベントと、全く禁止してないイベントがあるんですよね。運営によってまちまちで。例えばデザフェスとかだと、はっきり禁止しています。それこそですね、外国人のガチムチの 黒人の警備員が、「No,ライブコマース」って言いながら歩いてるんですよ。だからデザフェスはライブコマース一切いないんですよね。

ただ、これが大阪と手作りバザールとか、あとハンドメイドジャパンフェスでは多く見受けられます。これがいいか悪いかっていうのが、賛否ありまして、ネット上のコメントを色々調べたことがあるんですけど、良いという意見も結構あります。

結局は転売屋と一緒で、一括で一気に売れてくれるので、ライブコマースの人が来るとありがたいっていう人もいるんですよね。一方で、 お客さん目線で言えば、買いたかったのに、ライブコマースの人がいっぱい持ってっちゃったみたいな、なくなっちゃったみたいに、損してしまうので、良くない面もあります。また、買いたいというお客さんに届かないっていうのもあるし、海外なので結構雑に送られちゃうので、品質が心配だなとおもいます。あとは、エンドユーザーが見えないので、 何かトラブルがあったとしても対応しにくいっていうのもありますね。

これに関しては、ちょっと柊工房のスタンスを話させていただくと、全面的に反対です。

理由はいっぱいあるんですけど、まず、柊工房の製品は電化製品になるので、海外発送自体が難しいんですよね。また、電子機器だと関税の問題があります。あとは何より空中配線ですから、壊れやすいので、飛行機とか 船とかで輸送するっていうのがちょっと現実的ではないかなと思っています。

あとは、メーカーが作る電化製品と比べれば、もちろん壊れやすい ていうのもあるので、もし壊れたっていう場合には、必ずアフターケアしており、基本的に無償で修理の対応はしてます。やっぱりエンドユーザーが見えないっていうのが正直一番難しいかなと思ってます。

イベントで直接買っていただくお客様とかであれば、何かしらの連絡手段がつきますので 大丈夫かなと思ってるんですけど、それがやっぱりライブコマースみたいなエンドユーザーが見えないのが難しいですね。
見ていると、ライブコマースの対象で多いのは、カバン、洋服、アクセサリー。要は海外に簡単に発送できるものですよね。もの を選んで見て回ってる感じがするので、多分柊工房には来ないだろうなとは思ってるんですけど。

それにしても時代って進みますね。もう物の売り方も変わりましたし、ライブコマースなんて聞いたこともなかったんですけどね。
要はライブ配信でやる通販ってことですもんね。ほんとすごい時代です。sns。今なんかyoutubeよりもなんか インスタライブとか、なんかそういうものの方が増えてる感じしますよね。

ということで、今週の週報と させていただければなと思います。

はい、ここまで長く読んでいただきましてありがとうございました。どうもありがとうございました。

clovanote.line.me

柊報 2025/1/8

2025年1月8日、時刻は21時20分、おはようございます、柊でございます。

<今週の活動記録>

今週はですね、1週間ずっと基板設計ばかりやっておりました。
何の基板を設計してるかと言いますと、ドライフラワーのガラス管のLED時計(写真1,2)の基板を設計しておりました。

写真1

写真2

特に機能として増えるものはないのですが、より作りやすくて頑丈な設計を心掛けたモデルチェンジをいたします。デザインは全く変わりませんので、ぱっと見はあまり変わらないかなと思います。

その基板がやっと仕上がって来ており、この土日で検図して、基板メーカーに発注をかけようかなと思います。
基板の発注を急がないといけない理由がありまして、基板発注してるのが中国の工場が、2月に入ると春節に入ってしまうので、 長い休暇になってしまうんです。

なので1月の中旬までには基板を発注かけないといけなく、急いでおります。

はい。今週の活動はそんな状況です。

 

大阪アートてづくりバザールについて

あともう1つの報告は、大阪アート手作りバザール の出店が確定いたしました。

出展料も振り込んだので、これで出店確定ということになりました 。

ですので、3月22日、23日の2日間、大阪南港のATCホール、ブース番号は確定していないのですが、出店いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。

あとは、NT京都の情報が出ました。これは電子工作系のイベントになりますが、3月23日に、京都市の西院春日神社 で開催するということで、残念ながら手作りバザールと被ってしまいました。なので、誠に残念ながら今年はNT京都に出展することも、見に行くことも難しいです。同じ関西にいるんですけど、出展で手一杯なので、大阪に専念いたします。

もう一つが、NT加賀が2月の中旬にあるということで、まだ出店募集が開始されてないですが参加しようと思います。

北陸には胃袋をつかまれてしまいまして、冬の北陸はブリが旬。出展して、ブリを食べて、温泉入って、帰りたいと思います。

 

今週の独り言

①大阪アートてづくりバザール

今週の独り言はですね、大阪と手作りバザールについて 思い出話なども含めて話そうかなと思います。

大阪アートてづくりバザールの存在を知ったのが一昨年でした。当時、デザフェスに初めて出店して、アート系イベントの楽しさを知り、関東で一番大きいイベントがデザフェスならば、関西で 1番大きなイベントにも出てみたいと思い、このてづバに行きつきました。

大阪アート手作りバザールは、一昨年に1回だけ出店はしていて、 2023年の秋。9月に出店しました。これが関西で初めて販売をしたイベントです。
で、やっぱりね、東京と大阪では、お客さんの雰囲気が全然違うんだなっていうのをすごく感じました。ハンドメイド系のイベントだからっていうのもあるのですが、やはり関西の方は、正直なんですよね。
どういう風に正直かというとですね、「これは好き」「これは嫌い」というのがはっきり分かれてるんですよね。

例えば東京の人だと、作品を見てですね、もちろん 「いいですね」「素敵ですね」って色々言っていただけるんですけど、なんだろうな、あまりこう、強い感情では言わないんですよね。で、もちろんダメ出しもしてこないんですよ。
だから、ダメと思ってても、ダメ出しはしないし、いいと思っててもそこまで大きい反応しない っていう特徴があるかなと思います。要は、良くも悪くも、あまりこう、気持ちを前向きには表明しないっていうのが、僕もそうなんですけど、関東の人たちの やり方かなと思います。

それに対してですね、やっぱ関西の方はですね、ほんとに気持ちをストレートに言っていただけるんで、 これ好き、あれ嫌いってのははっきりなんですよね。

僕の作品を見ていただいても、ドライフラワーの時計を見て、「やっぱりこれは素敵やわ~」って、めっちゃ強く褒めていただいたた後に、その隣にある空中配線の時計を見て、「これはセンスないな~」とかね、 バシッと言ってくれます。それがですね、僕はすごくいいなと思ってます。

やっぱりこういろいろと作品作っていると、どうしても自分の主観で作っていくので、お客さんから見て、正直ダサいと思ってるのかなとかね、 色々思うわけですよ。

作る側もね、やっぱりどういう評価されるのかなっていうのは常に気になってますし、今後の作品へのブラッシュアップにも繋がっていくので、正直評価をはっきり言ってくれるのは、とてもありがたいです。

はい。なので、そういう意味で、関西に出店するっていうのは積極的にやっていきたいんですよね。お褒めの言葉は、ありがたいことにたくさんいただくんですが、やっぱりね、厳しい意見っていうのも やっぱり必要かなとも思いますし、そういったことを特に関東の方ってのはあんまり言わないので、多分ダサいと思っても静かに立ち去っていくだけだと思うんですよね。

はい。なので、まずは、大阪アートてづくりバザール、大事にしていきたいなと思ってます。はい。正直、旅費はすごいかかるので、 旅費を考えたら正直赤字なんですけど、それでもね、いい意見、悪い意見をはっきり聞けるいい機会だと思っていて、出る価値がものすごくあると思っています。

②大阪でやりたいこと

あとですね、大阪に行ったらですね、やりたいことがいくつかあります。

どこの町に観光行ってもそうなんですけど、やっぱり、観光地って僕あんまり興味がないんですよね。 それよりも、その地域の人々の生活とか営みとか雰囲気をとにかく味わいたいなと思います。

大阪に行ったらその町の1番ローカルな居酒屋、に行って周りの空気を感じてくるとか、 あとは、地元のローカルな列車に乗りたいです。新幹線とか特急ばっかり電車乗っちゃうと思うんですけど、そうではなくて、普通、各駅停車の列車とか、あとは地下鉄とか、 そういう地元の人じゃないと乗らない列車、列車に乗って、 地元の空気感を感じるというのをやりたいです。やっぱり大阪なら御堂筋線とか谷町線とか、そういう地下鉄乗ってみたり、あとは大阪環状線をぐるぐる回って、ちょっとローカルな駅で降りて歩いてみたりとか。やっぱりね、ミナミのドヤ街 見てみたいですね。西成の方もちょっと歩いてみたいな、観光地化されてる気がしますけどね。そういう空気感を味わいたいっていうのがいいかなと思っております。

串カツとかたこ焼きなんてどうだっていいんすよ。

うん、もうほんとに、その、 地元のローカルな居酒屋行って、普通のビールと普通の焼き鳥で構いません。もうその空気がね、いい味出すんで。そういうのを楽しみにしてます!

ということで、長々と話してしまいましたが、これにて、今週の週報としようとおもいます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

clovanote.line.me

柊報 2025年1月1日

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

皆様 いかがお過ごしでしょうか。

このブログは、毎週の柊工房の活動を1週間ごとにまとめて、週報という形でブログにまとめていこうかなと 思っています。

この週報に関しては、毎週水曜日の夜10時に 更新し、内容は基本的に1週間の活動の総括をしていけたらいいのかなと思います。

第一回は、去年1年間の総括と、来年の抱負、来年の活動予定などを話していこうと思います。

昨年の総括

昨年1年間、本当に多くの皆様に お世話になりました。フォロワーの皆様やイベントに来場いただく皆様の支えあってここまで来れてることですので、ほんとに感謝しかないと感じております。

この1年振り返ってみますと、 1番最初が3月にNT京都 、4月に名古屋のつくろがや。

4月の末は、群馬で開催している「鉄と蒸気と奇譚のまち」という、スチームパンクのイベントにも出させていただきました。


5月はデザフェスですね。デザフェスボリューム59にも出させていただいたり、 6月はNT金沢にも出ました。

7月は、よく一緒に活動する、オーディオ作家のTueksさんと一緒に 2人展を開催しました。場所は、デザインフェストギャラリー原宿でやりました。

9月がNT東京、またメーカーフェア東京にも出ました。

メーカーフェア東京は、柊工房単独としては初めて出ましたね。ほんと良かったなと思ってます。

10月が日本蒸奇博覧会ですね。これもスチームパンクのイベントでして、ガチのコスプレをした人たちがいっぱいいた、印象深いイベントだったなと思います。非常に楽しかったです。

11月がデザインフェスタボリューム60ですね。これが今年最後のイベントだったんですね。去年か。去年最後のイベントでした。なんで合計数えると10個ぐらいあるのかな。

10個ぐらいのイベントなんで、ほぼ毎月イベントに出させていただいて、多くのいろんな人と交流ができたなと思ってます。

本年の活動予定

新作の開発

来年どうしようかな。

基本的にはこのまま継続して売るっていうことは変わりません。
今まで通り空中配線の時計、それからガラス管LED時計を 売っていくっていうことに一切変わりはなく、来年も1年間継続して販売を続けていきます。

で、新作をいくつかまた出したいかなと思ってます。

①VFDのデジタル時計

1つ目がですね、新しいジャンルとして、VFDに挑戦しようかなと思います。

VFDっていうのは、スーパーのレジとかでよくある、 青白い光で文字を出してる表示器がVFDです。カタカナで「ゴウケイ 980エン」とか、なんかカタカナで書いてある、青白い光で書いてあるあれがvfdなんですよ。

はい。

で、VFDはすでに手元に持ってまして、一昨年に メーカフェアに出た時に、大学の同級生から差し入れで、8桁のVFDを15個いただきました。その使い道があんまり浮かばないまま、ずっと持ってたんですけど、さすがに使いたいなっていうのがありまして、このたび作ろうと思います。明日ぐらいから試作やってこうかなって考えてるんで、こう、ご期待というところでですね。リリースは、2月がいいかなと思っています。

ただ、差し入れで15個しかもらってないので、試作を除いて、限定14台になります。

②超大型のカレンダー付き空中配線時計

また、他にも新作出そうと思っていまして、さらに大きいものを作ろうかなと考えています。
カレンダー付きのですね、大きい時計で、サイズは 幅が60センチ、高さは15センチぐらい。かなり大きい横向きガラス管のカレンダー付きのLED時計を考えています。

もう骨董品です。もうほぼ、ほぼほぼ骨董品です。
で、これはもう1台売り切り、もう限定1台売り切りで作ろうかなと思ってます。

③黒電話レジの販売化

8月ぐらいに試作を回せたらいいなと思っています。
3つ目はですね、黒電話レジを販売しようとおもいます。

一部のフォロワーさんは 知ってるかもしれませんが、一時期、うちのお店のレジは全部黒電話をジリジリ回してお会計をやっていました。

それをですね、この度、売ろうかなと思っています。
売るというのはですね、要は、 もうちょっとちゃんと設計して、基板でちゃんと作った黒電話レジを、2、3台くらい作って売ろうかなと考えてます。

主に、私と同じようにイベントで出店されてる方とか、ぜひ自分のブースのレジに 1台いかがでしょうか。

 

今年の出展予定

出店が決まってるイベントというのが今現段階で2つあります。

一つ目は、大阪南港のatcホールで開催されます、大阪アート手作りバザールに2日間出店が決まりました。大阪近辺、関西近辺にお住まいの方いれば、ぜひお越しいただければなと思っています。また、ブース番号決まりましたら、またそれもご連絡しようかなと思います。

続いてもう1個決まってるイベントが、4月29日(祝日)になりますが、群馬県 は前橋にある、芸術文化れんが蔵で開催の、「鉄と蒸気と奇譚のまち」に出展します。最寄り駅は、上毛鉄道の中央前橋駅です。こちらも、東北、群馬近辺の方、ぜひお越しいただければと思います。

それ以外のイベントに関しては特に決まっておりません。
ただ、応募しようかなと思ってるイベントいくつかあげてこうかなと思います。

まずですね、5月の中旬にデザインフェスタminiというイベントがあります。

ちなみに、いつも出ているデザインフェスタの方は、 今年は7月にやるそうなんですけれども、こちらはですね、なんと抽選落選しました。
はい。もう年々大人気になってってるみたいで、倍率が年々上がってってるんですね。はい。なので、今まで全く落ちずに来たのがむしろ奇跡なぐらいなんですけれども、今回落ちてしまいました。はい。


なのでですね、その分他のイベントに、他、今まで出なかったイベントなどにもどんどんトライしていこうかなと思っています。

あと、販売系のイベントはですね、応募しようかなと思ってるのは、ハンドメイドジャパンフェスに出店しようかなと考えています。まだまだこれからいろんなイベント 出てきますので、上半期どうぞよろしくお願いいたします。

そろそろ第1回の週報をお開きにしようかなと思います。

来週は、1月7日の水曜日にまた 週報を更新したいと思います。はい。では以上になります。

価格改定のお知らせ

価格改定のお知らせ

平素より、柊工房をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。この度、材料価格の高騰および作業工数の精査に伴い、活動を継続していける価格帯に大幅な値上げを実施することとなりました。具体的には、現在の価格から約1.5倍の値上げとなります。

私たちは、趣味として製作活動を続けており、これからもモチベーションを維持して長く続けられる価格設定が必要であると考えました。お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

今後とも、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

【対象機種】

空中配線時計各種

①CK-08(小型空中配線時計)現:13,500円 → 改:17,000円

②CK-12(円柱空中配線時計)現:16,500円 → 改:25,000円

③CK-13(六桁空中配線時計)現:21,000円 → 改:32,000円

 

【値上げ時期】10/1から

但し、10/1~11/1の期間は、経過措置として、改定価格の3000円引きとします。

 

【対象場所】

・Creema

・10/12,13 日本蒸奇博覧会(改定価格の3000円引き)

・11/16,17 デザインフェスタ(改定価格)

7/20,21 原宿でtueks氏と二人展をやります。

柊工房は、7/20(土)、7/21(日)に、東京 原宿の、デザインフェスタギャラリー原宿で、tueks氏と二人展を行います。

【タイトル】Roots 手で考える展 (柊×tueks)

スケルトン機材と空中配線の展示です。

「この世に存在するものは作れる」

ここでいう「もの」とは主に人工物のことを指します。自分が本当に欲しいものはすでに存在するものとは少しだけ違うことが多いです。機能、価格、デザイン。すべてが完璧なものが売っていなかった場合、我々はこう考えます。

「なければ作ればいいじゃない。」

なぜそのように考えられるのか?それはこの世に存在するものは作れると心の底から思っているからです。
まずは手を動かします。

手をうごかすことによってのみ、様々な世界が観えてきます。

形状、機能、特性。秋葉原の部品屋のパーツや製造上の制約から「答え」は自ずと導かれるのです。
手で考える・・・・我々はそう呼んでいます。

必ずしもコンセプトが先行しなくてもよいのです。

そんな、手で考えてしまうという共通点を持った、柊 と tueks は、ひょんなことから合同で二人展をすることとなりました。

そんな二人の、斬新 かつ カオスな作品と空間をお楽しみください。

【日時】

7/20(土),21(日)  11:00~19:00

(**日曜日は状況により終了が早まる場合があります)

【場所】

デザインフェスタギャラリー原宿 West 2-C

東京都渋谷区神宮前3-20-18 

ギャラリーリンク(デザフェスギャラリー)

【柊工房出展内容】

・空中配線時計各種(CK08 、CK12、CK13)

・7セグLED頭

・光る板金ひまわり

・黒電話レジ

・その他、過去に製作した作品群

【共同出展者:tueks】

tueks氏ホームページ

tueks

tueks(チュークス)はエンジニアリングを得意とするデザインブランド/アーティストです。

【イベント】鉄と蒸気と奇譚のまち〜第4幕~

  

柊工房は本年度、スチームパンクの祭典、鉄と蒸気と奇譚のまち〜第4幕〜への出展が決定いたしました。

イベント概要を下記に示します。


鉄と蒸気と奇譚のまち〜第4幕~

【日時】4月27日㈯ 11:00〜16:00

【場所】群馬県前橋市三河町1丁目16−27 芸術文化れんが蔵

【アクセス】

JR前橋駅から 徒歩 10分

上毛電鉄 中央前橋駅から徒歩約3分

関越自動車道 前橋インターチェンジから車で約15分

【イベント公式HP or SNS】

・Instagram ヨセアツメプロジェクト

過去イベントの参考HP まえばしigoo「鉄と蒸気と奇譚のまち 第三幕」


柊工房 出展・販売内容

こちらのイベントでは作品の販売をいたします。

会計は現金のみとなりますことご了承ください。

また在庫が無くなり次第、受注生産に切り替えます。

販売予定の作品を下記に示します。

CK-12

¥16,500-

縦型のガラスドームに収まった、直角配線が多いLED時計です。ガラスに収めてほしいとの声が多く、製作しました。

CK-13

¥21,000-

長さ280mm×直径35mmと、柊工房で最大サイズの作品です。秒表示も増え、配線量も増えた、工場夜景を収めたような作品。

CK-08

¥13,500-

5cm角におさまるかわいいサイズのLED時計です。LEDの色は赤色、デスクや車のダッシュボードに最適なサイズです。

CK-14(開発中)

¥16,500~20,000(価格未確定)

CK-08の後継機種として、CK-08と同等サイズの、ガラスドーム型空中配線時計を製作予定。鉄まちにてリリース予定です。


ガラス管LED時計

コルク蓋のガラス管にLED時計とドライフラワーをあしらった個性的な時計です。

CK-05A

¥11,000-

13φ×25cmのガラス管にLED時計とドライフラワーをあしらったLED時計です。基板に4つのLEDを実装しライトアップができます。


 また、その他にも素敵な作家さんが多数出展されます。ぜひ、お気軽にお越しください。

今年度の出展計画が決定いたしました

[更新日:2024/2/15]

柊工房の本年度の出展計画が決定いたしました。

先ずは、3/24のNT京都になります。


NT京都

【日時】3/24 9:30~16:00 京都市 西院春日幼稚園・春日神社境内

【出し物】 空中配線時計各種、手回しオルガン、板金ひまわり 

**販売はありません。希望があれば空中配線時計の受注のみ承ります。**

NT京都公式イベントページ


つくろがや

【日時】4/6,7 愛知県北名古屋市西春 ヨシヅヤYストア西春店 4F 特設会場

【出し物】空中配線時計各種、手回しオルガン、板金ひまわり

**販売はありません。希望があれば空中配線時計の受注のみ承ります。**

つくろがや 公式Twitter(X)


鉄と蒸気と奇譚のまち

【日時】4/27 11~16時 群馬県前橋市三河町1丁目16-27 芸術文化れんが蔵

【出し物】

・販売:空中配線時計各種、ガラス管LED時計各種

・展示:手回しオルガン、板金ひまわり

イベント公式Instagram[ヨセアツメプロジェクト]


デザインフェスタ Vol59

【日時】5/18,19 東京都 江東区 東京ビックサイト

【出し物】

販売:空中配線時計各種、ガラス管LED時計各種

展示:手回しオルガン、板金ひまわり

イベント公式HP


MAINTENANCE ~過去販売した製品のサポートについて~

おかげさまで多くのお客様に、柊工房の製品をご愛用頂いております。

販売開始から約1年、製品のアフターサポートに関して、明確な基準を定めておりませんでした為、今回、下記に制定いたします。

・初期不良に関して

商品到着時点で、動作しない、点灯が欠けている、スイッチが反応しない等の不具合が発生した場合は、製品の種類、環境問わず無償で修復いたしますので、まずはご一報ください。

 

・無償保証期間について(半年間)

保証期間は、購入時から半年(183日)以内とさせていただきます。下記に定める「通常の使用範囲」で動作不良が半年以内で発生した場合は、初期不良と同等の扱いとし無償で修復いたしますのでご一報ください。

**通常の使用範囲の定義**

①気温:-20~40℃以内の場所でご使用。

②落下等の強い衝撃を与えていない。

③電源は市販品のUSBアダプタ(または付属したアダプタ)、またはPC等の一般家電製品のUSB電源を使用している。

④自動車内で使用していない。

⑤浴室等の高湿度な環境で使用していない。

⑥改造等の手を加えていない。

・初期不良&通常保障の対応フロー

①まずは下記のメール又はフォームにてご一報ください。

②頂いたメールアドレスに送付先の住所等をご連絡いたします。

③着払いにてご発送ください。(19-21時付近の指定だとありがたいです)

④修理いたします(最大1週間)

⑤送料はこちらの負担でご返送いたします。

お問い合わせ方法

メール: hiiragikoubou5883@gmail.com

または下記フォームにご記載ください。

    2024年の柊工房の方針について

    お久しぶりです。柊工房岡﨑でございます。

    ホームページは、半年以上も更新しておらず、久しぶりの投稿になります。

    今年は、物販とイベントに邁進した一年であり、とても充実いたしました。

    多くの出会いとたくさんの経験を積ませていただき、感謝の気持ちでいっぱいであります。

    さて、2023年も年の瀬となり、いよいよ来年の活動について考えることにしました。

    2024年は、2023年とは全く異なる目標で、進めていきたいと考えており、

    主にやりたいことは下記の3つです。

    ①アートプロジェクトを発足「いきものかいろ(仮)」

    ②楽器の製作

    ③空中配線時計の販売強化

    順番に説明していきます。


    ①アートプロジェクトを発足「いきものかいろ(仮)」

    具体的な内容はまだほとんど決まっていません。

    だけど、空中配線の時計を製作していて思ったんです。

    それは、とても、いきものみたいだということです。

    人間を含めた生物は皆、いろんな臓器があって、それらを神経や血管が繋いでいて、それらの臓器が一つの回路を形成することで、いきものができています。

    それは、電子回路も同じだと思うんです。

    電源回路がまるで、心臓のように、各回路に電源という血液を供給し、マイコンという脳みそから、出力された信号で、LEDやモーターなどの筋肉を動かす。

    とても、回路と生体は似ていると思います。

    だったら、回路だって、電子部品が集まって、つながって、一つの生命体を生み出したって良い。

    ということで、電子回路でできたふしぎな生き物たちが集まる木と、そこで騒いでいる回路でできた空中配線のいきものたち、というコンセプトで、新しい展示物を作ろうと考えてます。

    その名も、「いきものかいろ」です。


    ②楽器の製作

    今年1年、NTやデザフェス、蒸奇博覧会を見てて思ったんです。

    やっぱり、楽器を奏でれる作者さんって素敵だなあと。

    そこで、私もなにか手元で音を奏でられる楽器が欲しいです。

    といっても、あまり楽器を扱ったことがないので、弾くのは難しいと思っています。

    とくにまだ方式は決めていないですが、手回しオルガンみたいな形式がいいかなと思っています。


    ③空中配線時計の販売強化

    さて、柊工房では今年2023年、空中配線時計の物販を開始し、想定以上に反響をいただき、多くの作品をお客様の手元にわたらせることができました。

    ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました。

    今年、世に送り出した柊工房のプロダクトを下記に示します。

    また、今後の販売方針も示します。

    ①CK-05(ガラス管式LED時計)

    2024年も製作、販売継続

    但し、イベントでの現品限り

    価格:9000円

    [今後の対応事項]

    検査項目、設計書をそろえる。

    ②CK-08 小型空中配線LED時計

    2023年で販売終了

    価格:13500円

    2023年、最も売り上げた空中配線時計でありましたが、配線がむき出しということで、今後、品質担保を徹底するうえで、絶縁耐圧が担保しきれないため、販売を終了しますが、同じサイズの空中配線時計をガラスビーカーに入れたモデルを2024年5月にリリース予定です。価格は、14000円程度を見込んでおります。

    見切り発車でスタートした空中配線時計でしたが、課題もいくつか見えてきました。

    ③円柱ガラス型空中配線時計(CK-12)

    2024年も継続。

    イベント、オンラインで受注のみ受付。

    価格;16500円

    [今後の対応事項]

    検査規格、設計書をそろえる。

    ④6桁型空中配線時計(CK-13)

    2024年以降も継続。

    イベント、オンラインで受注のみ受付。

    価格;21000円

    [今後の対応事項]

    輸送時に不具合が発生したことから、耐震性を強化。検査規格、設計書をそろえる。

    ⑤木箱型時計(CK-10)

    2024年以内で販売終了

    価格:8000円

    こちらも、一部で手堅い人気を集めておりましたが、柊工房が所属するDMM.Makeの施設閉鎖に伴い、次期Lot(3月投入予定)の生産をもって、木材加工が困難になるため、一旦販売を終了いたします。

    【No,1】かんたん電子ピアノのを作ろう

    ~ユニバーサル基板の配線と発振回路を学ぼう~

    製作費:491円


    ・ポイント

    ①ユニバーサル基板のはんだ付け

    ②タイマーIC555の仕組みと使い方

    ③音階と周波数の関係について

    ・難易度 ★★☆☆☆
    ・必要な工具

    はんだこて&はんだ

    ニッパー

    ラジオペンチ


    【1】概要

    今回は、500円でつくれる、簡易的な電子ピアノを製作しましょう。安価ながら、ドレミファソラシドの、8音階鳴らすことができます。最近では珍しくなった、乾電池で動かすタイプです。 回路はタイマーICとして昔から親しまれているNE555を使い、発振回路を構成しています。音は、普通のスピーカーとは違い、圧電スピーカーを使います。これは、電気をあまり使わない方式であるため、電池式にはぴったりです。

    ボタンは、安くつくるためにタクトスイッチを使いました。自分好みのボタンに変えてみるのもよいでしょう。

     

    ユニバーサル基板のはんだ付けや、基本的な発振回路の原理が学べます。是非、製作してみましょう。

    写真1 これが500円で製作できる電子ピアノ
    電子ピアノを弾いてみました。

    【2】タイマーIC 555とは

    写真2 タイマーIC NE555
    写真3 555のピンアサイン

    タイマーIC555とは、電気を流したり止めたりする動作を周期的に行う(発振動作)ことができるICです。発振の周期をすごく短くすれば(1周期0.001秒とか)、スピーカーで音を鳴らすことができます。また、周期をすごく長くする(1周期100秒とか)にすれば、100秒のタイマーを作ることができます。

    周期の長さは、接続する抵抗とコンデンサの容量できまります。今回のピアノは、押すボタンによって、接続される抵抗が変わります。この抵抗値をそれぞれの音階にあわせて調整することでちょうどよい音階で音をならすことができるのです。

    【3】使用する各部品

    タクトスイッチ

    写真4 タクトスイッチ

    まさにピアノの鍵盤にあたるところです。ボタンは、まともなものを買えば100円以上はしてしまいます。そのため、スイッチだけはケチらせてもらいました。電子部品の中では最も安い押しボタンスイッチが、タクトスイッチです。ありとあらゆる家電製品のボタン(とくに押すとカチッていう押し心地があるもの)は、たいていこのタクトスイッチが中に入っています。テレビのリモコンとか洗濯機のボタンとか、ラベルの奥にはこのタクトスイッチがあります。秋月電子で一個10円で売られています。

    可変抵抗器

    写真5 可変抵抗器

    音階のチューニングのために使うのが可変抵抗器です。”ボリューム”という方が親しみやすいかもしれません。音の高さ(周波数)は、555に接続される抵抗値で決まります。そのため、各音階ごとに可変抵抗で抵抗値を調整し、ちょうどよい音階の音にします。

    ちなみに抵抗とは、電気をながれにくくする部品です。どれだけながれにくくするかが抵抗値であらわされます。この原理を使って、音量のボリュームなどに応用されています。今回は、あまり深く考えなくてもよいでしょう。

    コンデンサ

    写真6 コンデンサ

    コンデンサとは、電気を一時的に蓄える部品です。電気を蓄える といえば蓄電池とかを想像されるかもしれませんが、コンデンサは蓄電池にくらべて圧倒的に容量が少ないです。そのかわり、充電する速度、放電する速度がものすごく早いです。瞬時に電気を蓄える(吸収する)ことから、回路内で発生するノイズの吸収に使われます。

    蓄電池とコンデンサの違いを簡単に言うのであれば、蓄電池は、電気流すと中の物質が化学反応をし、状態を変えることでエネルギーを貯めます。それに対し、コンデンサは、電気の粒(電子)を直接ため込みます。そのため、蓄える電気の大きさ(エネルギー密度)が大きく、わずかしか貯められません。そのかわり、化学変化をさせる必要がないため、すぐに貯めれて、すぐに放電できます。

    抵抗器

    写真7 抵抗器

    抵抗は、電気を流れにくくする部品です。どれくらい流れにくくするかは抵抗値で決まり、単位はΩ(オーム)です。

    今回は、音階の調節のために使います。抵抗器には、四本の帯が書かれており、これがカラーコードと呼びます。カラーコードは、抵抗値と誤差を表しており、写真の場合、茶色が1、黒が0、赤が2、金が5%であることから、茶色、黒で、1 0  。赤は、それに加える0の数を表しており、10に0を2つつなげて、1000となります。つまりこれは、1000Ω。1kΩとなるわけです。

    圧電スピーカー

    写真8 圧電スピーカー

    圧電スピーカーは、ふつうのスピーカーと動作原理が全く違います。普通のスピーカーは、紙のコーンに電磁石をくっつけ、ここに音声信号(交流)を流すことで、電磁石が磁力で動き音がなります。コイルであるため、抵抗値がとても低く、同じ音量(電圧)でも多くの電流が流れます。

    それに対し圧電スピーカーは、電圧を加えると曲がる性質のある金属板を使って音をならします。+-間は、ほぼ絶縁されているため抵抗値が高く、おなじ電圧でも、電流がほとんどながれません。ですので、あっとうてきに低消費電力なスピーカーである反面、金属のいたなので、音質はよくないです。そのため、電子音を鳴らす用途にしか使われません。家電製品のボタンを押したときに鳴る、ピッピッっていう音は、圧電スピーカーで鳴らしています。また、昔の16和音で鳴っていたゲーム機も圧電スピーカーです。

    ユニバーサル基板

    写真9 ユニバーサル基板

    ユニバーサル基板は、手軽に回路を作ることができる基板です。0.1インチ(2.54mm)間隔で穴が開いており、好きな場所にたくさん電子部品を差し込み、配線することができます。

    今回は、秋月電子のc型の基板をつかいました。サイズは、72mm×47mmで、名刺サイズです。

    【4】回路図

    第1図 電子ピアノの回路図

     

    【5】さっそくつくってみよう

    写真10 電子ピアノの部品達

    さっそく、電子ピアノを製作していきましょう。

    写真10が今回用意する部品です。必要な部品は、下記の部品表に記載しました。

    すべて、秋月電子通商でそろう部品です。

    [部品表] 電子ピアノの製作

    秋月電子の通販か、秋葉原のお店でそろいます。

     

     

    写真11 配置が決まっているものから差し込む
    写真12 それに付随するものをならべる

    ユニバーサル基板のように、配線を考えながらはんだづけするものは、まず配置が決まっているものからはんだ付けしていくのが良いです。今回の場合、タクトスイッチの位置が決まってくるので、まずタクトスイッチから並べした。そして、回路図ではタクトスイッチの隣に可変抵抗器がついていることから、写真12のように、隣にならべました。

     

    写真13 圧電スピーカーの位置を決めた
    写真14 タイマーICと周辺回路を配置

    圧電スピーカーをどこにおくか考え、写真13のように左側に配置しました。別にどちら側でもよかったんですけどね。すると、残りの回路は必然的に右側に決まってきますので、写真14のように配置しました。タイマーICの向きは、回路図では、タクトスイッチにつながるのが7pin 6pinであるため、5~8pin側がタクトスイッチに向くように配置しました。

    写真15 スズメッキ線を配線していく

    写真15が、裏面の配線です。

    ユニバーサル基板の配線に関しては、今度記事にまとめてみたいと思います。

    村田製作所のホームページにわかりやすい例が出ていました。

    電子工作のコツ/ユニバーサル基板に挑戦

     ユニバーサル基板の配線は、抵抗のリードの切れ端などをうまく活用するとよいでしょう。

    写真16 圧電スピーカーを配線
    写真17 555の3ピンに-(黒)、スイッチ側に+(赤)

    圧電素子は、赤い線が+、黒い線が-です。回路図のとおり、555の3ピン(OUT)に黒い線。電源の+に赤い線を接続。

    写真18 電池BOXのコードを配線
    写真19 スペーサ―を配置

    電池BOXは、二つ直列に接続します。

    使用するのは、2個用の電池BOXを二つ使うため、写真18のように、片方の赤ともう片方の黒をつないで作ります。

    基板の四隅に、樹脂のスペーサを留めます。

    スペーサの反対側には電池BOXを固定して完成です。

    部品表

    合計金額;491円

     記号部品名部品の内容使用数[個]購入数[袋]価格(円)店舗名通販サイトデータシート
    SP1圧電サウンダSPT081150秋月電子通商通販リンクデータシート
    U1ICタイマーIC 5551135秋月電子通商通販リンクデータシート
    C1コンデンサ0.01μF1115秋月電子通商通販リンクデータシート
    C2電解コンデンサ1uF50V1110秋月電子通商通販リンクデータシート
    R1抵抗1kΩ 1/4W111秋月電子通商通販リンクデータシート
    VR1~VR8可変抵抗10kΩ(B) (ツバ無し)88160秋月電子通商通販リンクデータシート
    SWスイッチスライドスイッチ 3P1120秋月電子通商通販リンクデータシート
    SW1~SW8スイッチタクトスイッチ(廉価版)8840aitendo通販リンク
    V1,V2電池BOX単三2本用22100秋月電子通商通販リンク
    BD1基板C型基板 (片面)1160秋月電子通商通販リンクデータシート
    部品表

    NT加賀に出展してきました

    お久しぶりです。柊工房ひいらぎです。

    2023/2/4,5の二日間、石川県加賀市 加賀温泉駅前にある、アビオシティ加賀で、電子工作のものづくりイベント、NT加賀に出展してきました。

    「ものづくりはたのしい」のキャッチフレーズで、開催されたNT加賀。趣味でものづくりをしている沢山のクリエイターたちが集まり、自慢の作品を展示しています。

    NT加賀 公式HP


    会場は、ショッピングセンターの中央の催事場。

    今回は、ガラス管LED時計と、空中配線時計のを展示、販売いたしました。

     

    ガラス管LED時計は、試験管LED時計とドライフラワーをあしらった時計です。

    詳細は、こちらから。

    瓶詰めLED時計を作る

    ガラス管LED時計を販売します

    空中配線時計の販売を始めました。

    いずれ、作り方等も掲載したいと思います。

    ソースコードを所望の方がいらっしゃったので、下記に公開します。回路図も公開します。

    回路図の注意点ですが、トランジスタが、2SA1162→2SC1815に代わっています。

    【空中配線時計の回路図】

    CK-07_1X

    【空中配線時計CK-08コード】

    CK-07_V2.0

    また、その他にも非売品でしたが、

    ・光る試験管立て

    ・空中配線時計(大型)

    なども展示しました。


    NT加賀の出展を見学

    ここからは、ほかの出展者さんで、とくに面白かった方を紹介します。

    電気女子(Projou.プロジュ。)さん

    プログラミングされた光るジュエリーを製作、販売されていました。光は、1/fの揺らぎでローソクのようにユラユラ光ります。技術的にも芸術的にも、細かく繊細に作りこまれていました。とても面白いです。

    [ホームページ]

    Projou.プロジュ。


    パスコンパスさん

    いつもこの面白いお面をつけてる方ですが、中にモニターがあるんですね。個人的には、3Dプリンタで作られたロータリースイッチのギミックが、回し心地最高で好きです。


    石川モンGも踊りに来ました

    [twitter]

    @IshikawamonGold

    [website]

    http://ishikawamongold.blogspot.com/


    ヒゲキタさんの恐竜も歩いてました


    HAL900さんの苔テラリウム

    そしてHAL900さんの苔テラリウムもすごいです。 苔を栽培されていて、苔の箱の中には、ワイヤレス給電されたLEDが仕込まれ、これが苔を綺麗に彩っています。苔のある箱の中は多湿なため、電子回路の大敵。絶縁をかなり工夫されてました。そして、今回はこの小さな箱でミストを出し幻想的な演出です。


    ロボット演奏会

    そしていつものロボット演奏会 もはやこのベルの音色を聴かないと、メイカーイベントに来た気がしなくなってきてるかもしれない……


    このほかにもたくさんの出展をみてきました。残念ながら画像が残っていなかったです。ゴメンナサイ。

    次回は、2023年3/4に、千葉県はチバラボで開催される「こっしぇる」に出展します。

    お近くの方はぜひ見にきてください。

    柊工房 ひいらぎ

    Ogaki Mini Maker Faire2022に出展してきました

    2022年12月3日、4日。Ogaki Mini Maker Faireに展示してきました。

    作品としては、 ガラス管LED時計 ガラス管LED時計(小型) 光る試験管立て 光るサボテンの骨 空中配線マトリックス 大きな空中配線時計 ちっちゃな空中配線時計 電光掲示オシロ になります。

    今までもMakerFaireには出展してきましたが、高校や大学などの所属での出展でした。今回は個人として初めて、柊工房の看板で出展したのでとても思い入れが深いです。

    今回のOMMFで、想像以上に私のツイートを観ていただいていることや、この空中配線時計には熱烈なファンがいらっしゃったのもとても印象深いです。 私の作品にはいつもどこか自信がなかったりして、出展や販売はしてなかったのですが、これからはそういった方向にも注力しようと思います。

    次回はNT加賀に応募しようと思います。またどこかでお会いしましょう。

     

    ガラス管LED時計

    小型ガラス管LED時計

    空中配線LED時計

    大型空中配線LED時計

    オシロスコープに文字を表示する

    オシロスコープに令和を表示する

    オシロスコープに「令和」を表示して、今上天皇の御退位と新天皇の御即位をささやかながら祝福しようと思います。

    さて、どうやってオシロスコープに文字を表示しましょうか。まずは、アナログオシロスコープの仕組みを下記のリンクで説明します。

    ******まもなく公開します、少々お待ちください*********

     さて、身近で文字が表示されているものといえば、電工掲示板です。電工掲示板は、よく見るとLEDのドットの集まりでできています。では、電光掲示板LED一つ一つが、ICのピンとつながっているでしょうか、、、、、、

    そんなことは、ありません。通常のマトリックスLEDは、下のようになっています。

    f:id:okazakilab:20190501143611p:plain

     例えば、4×4のマトリックスの場合、百マス計算のように、LEDのアノード側(電流を入れる方)は横列に分配され、カソード側(電流を出す方)は、縦列で共通の分配されてます。

    f:id:okazakilab:20190501143919p:plain

     カソード側のスイッチは、順番に高速で切り替えていき、そのときONになっている列で、表示するLEDを、アノード側のスイッチで指定し、その列で光らせます。これを、人間の目では追えない速さで行うことで、残像が重なり、あたかも全部の列が点いているように見えます。切り替える速度は、10m秒以下であれば人間の目はごまかせるようです。

    これと同じことをオシロスコープで行います。

    f:id:okazakilab:20190502141936p:plain

     オシロスコープは、通常の波形表示として使う場合、時間軸を停止させることはできません。かならず、ある一定の速度で右方向に進みつづけます。そこで、横軸を32bitに分割、縦軸を16bitに分割し、上図のように下から順番に特定の高さで、表示させます。

    表示する点は、その位置で表示し、表示しない点は、一番下のビットに指定します。これにより、表示したい文字が浮き出るのです。すべてのドットを表示させた写真が下です。

    f:id:okazakilab:20190502140229j:plain

     イタリックな文字は、斜めに書かれることが多いですが、ひょっとして技術的な問題で、斜め文字になってたりして、とか考えてました。

    では、この制御は、どのようにして組むのでしょうか。

    下が、今回製作した回路図です。すべて、ブレッドボードで作成しました。

    f:id:okazakilab:20190502142632p:plain

    さて、回路図に現れた無数の抵抗は、何でしょうか。
    これが、R2Rラダー抵抗と呼ばれるものです。これは、2進数の0/1ビット出力を、アナログな電圧に変換する回路です。これは、ある抵抗値Rと、その二倍の抵抗値2Rを図のように接続することで可能になります。デジタル信号の0/1は、アナログ的に見れば、5Vか0Vです。これを、arduinoのデジタルピンからそれぞれ出力し、R2Rラダー抵抗で、0~5Vを6bit(64分割)にします。下図の場合、(, , 01 1011)dで入力したとすれば、出力電圧は、27/64×5=2.1[V]ということになります。

    f:id:okazakilab:20190502152541p:plain

     以上が、回路になります。とてもシンプルであります。

    あとは、arduinoでプログラミングをするだけです。

    今回は、前回の続きです。

    前回は、オシロスコープにつなぐ回路のお話をしました。Arduinoの6本の出力ピンから、R2Rラダー抵抗を通して、アナログ値で接続するものでした。

    今回は、プログラム編です。

     ————————————————————————————————————-

    //各変数の宣言
    int i;

    int j;
    int a=0;
    //出力用の変数(d0~d5)

    int d0;int d1;int d2;int d3;int d4;int d5;
    int xy[38][16]=

    {        //令和の設定 

    //Y0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112131415

     {0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0},//余白

     {0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0},//余白

     {0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0},//余白

     {0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0},//X00

     {0,0,0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0},//X01

     {0,0,0,1,0,0,1,0,1,0,0,0,0,0,0,0},//X02

     {0,0,1,0,0,0,1,0,1,1,1,1,1,1,1,0},//X03

     {0,0,1,0,0,0,1,0,1,0,0,1,0,0,0,0},//X04

     {0,0,0,1,0,0,1,0,1,0,0,0,1,0,0,0},//X05

     {0,0,0,0,1,0,1,0,1,1,1,1,1,0,0,0},//X06

     {0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0},//X07

     {0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,1,1,0,0,0,0},//X08

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     {0,0,0,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,0},//X10

     {0,0,1,0,0,0,0,1,0,1,1,0,0,0,0,0},//X11

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     {0,0,0,0,1,0,0,1,0,1,0,0,0,0,0,0},//X26

     {0,0,0,0,1,0,0,1,0,1,0,0,0,0,0,0},//X27

     {0,0,0,0,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,0,0},//X28

     {0,0,0,0,1,0,0,1,0,1,0,0,0,0,0,0},//X29

     {0,0,0,0,1,0,0,1,0,1,0,0,0,0,0,0},//X30

     {0,0,0,0,1,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0},//X31

     {0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0},//余白

     {0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0},//余白

     {0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0},//余白

    };

    void setup()

    { //ピンの入出力設定

     pinMode(2,OUTPUT); pinMode(3,OUTPUT); pinMode(4,OUTPUT);   

     pinMode(5,OUTPUT); pinMode(6,OUTPUT); pinMode(7,OUTPUT);

     pinMode(9,INPUT);

    }


    void loop()

    {

     for(j=0; j<38; j++) //横軸のループ

     {

      for (i=0; i<16; i++) //縦軸のループ

      {

       if(xy[j][i]==1) //その点で表示するか否か

       {   

       a=i; 

       }else

       {   

       a=0; 

       }  

      d0=a%2; //10進数で表した分解能を2進数のそれぞれの出力値に分解する

      a=a/2;

      d1=a%2;

      a=a/2;

      d2=a%2;

      a=a/2;

      d3=a%2;

      a=a/2;

      d4=a%2;

      a=a/2;

      d5=a%2;

      a=a/2;


      digitalWrite(7,d5); //それを出力する

      digitalWrite(6,d4);

      digitalWrite(5,d3);

      digitalWrite(4,d2);

      digitalWrite(3,d1);

      digitalWrite(2,d0);

      delayMicroseconds(2);

      }

     }

    }

    ———————————————————————————————————-

     プログラムは、たったこれだけです。

    arduinoのプログラミングに関しては、下記で詳細を説明します。

    ************arduinoのプログラム記事のリンクはもう少々お待ちください***********

    int xy[38][16]で配列により「令和元年」を記録しています。こちらは、下の図のように定義しています。縦軸をYで、上がY0、Y01、Y02とつづき、Y15までの計16bitの分解能です。横軸はXで表し、左からX00,X01X02とつづき、X31まで。の計32bitです。

    しかし、実際に横軸を32bitだけで実行してしまうと、文字の両端は見切れてしまうので,X00より上と、X31より下に3行ずつ、オールゼロの桁をいれ、計38bitで構成しています。

    f:id:okazakilab:20190503233328p:plain

    NT富山2022を見学してきました

    Maker Faire がひとだんらくして間もなく、NT(ニコテック)富山が開催されましたので、富山まで車を飛ばして見学に行ってきましたので、ルポをまとめました。


    NT富山2022

    日時: 9/17,18 10:00~18:00

    場所: 〒930-0010 富山県富山市稲荷元町2丁目11−1 アピアショッピングセンター

    ニコテック富山ホームページ


    今回は、埼玉の自宅から富山まで、車で行くことにしました。関越自動車道、上信越自動車道、北陸自動車道を通って富山へ向かいました。

    日曜の朝5:20に出発し、11:00に富山に到着しました。

    場所は、富山の市街地にあるアピアショッピングセンター。

    ここの一階の広いフロアで開催されました。

    以下は、NT富山で見た中で、特に面白かった作品です。


    えとせとら研究所

    歩行に合わせて「さんぽ」が流れる
    三相交流で制御するフルカラーLED

    主催者?のえとせとら研究所さんです。まず目を引いたのが圧電素子を内蔵したマットです。

    この上で足ふみするとジブリの「さんぽ」が流れます。

    やたら音質の良いスピーカーアンプ
    自作電光掲示板

    このスピーカーの音質が、小さいのにとてもよかったです。


    理工学AtoZ・湊屋

    斬新なアナログ時計
    ゲーミング摩天楼?

    3Dプリンタを駆使した作品が印象的でした。とくに、このアナログ時計は独特なセンスです。


    電脳妖精☆ミント・CPU

    静電容量式ヘッドホン
    基板とフィルムを重ねて作っている

    静電容量式のヘッドホンがとても面白いです。耳元に高電圧がかかっているのに若干びびってしまいました。音質は良いです。


    RyomaLab・marica

    マウス用MRI
    ぶらっくほーる?

    マウス用のMRIがとても興味深いです。見てしばらく気づかなかったのですが、ホンモノ入ってたんですね。。

    日本酒ピアス
    日本酒ピアス

    ここのテーブルだけは独特の雰囲気を感じました。出展者がお酒好きなのか、うまい日本酒の分布を統計調査した結果などもありました。日本酒ピアスも素敵です。僕が女だったら買って身に着けてました。


    音楽研究所

    なかでも一番目を引いたのが音楽研究所さんです。

    ロボットがハンドベルを演奏していたり、100円でロボットが運勢を占って「大吉」か「大凶」を筆で書いてくれます。


    元ロボット芸人高橋ちゃん

    MFTでもお目にかかったピピ美のホモオです。

    過去に何度かお見掛けしましたが、そのたびに笑い転げてます。


    ほかにもさまざまな展示を見させていただきましたが、写真に残していなかったです(スミマセン)。

    これからも、こういった展示会には積極的に見学していこうと思います。

    ありがとうございました。

    Maker Faire Tokyo2022 に出展してきました

    昨日、本日と、二日間。東京のビックサイトで開催された、ものづくりの祭典「Maker Faire Tokyo」に出展してきました。

    団体名は、ボトルサーキットでおなじみ、Kimio Kosakaさんの「O’Baka Project」に参画し、共同出展という形で、「O’Baka Project 柊分科会」として出展しました。

    ちなみに、お世話になっているKimio Kosakaさんも、ボトルサーキットをはじめとして、様々な作品を作られています。ぜひ、KosakaさんのHPもご覧ください。


    kosakalab

    ボトルサーキット

    ボトル・サーキットを見てニコッとされる,みなさんのお顔が素敵でした。

    さて,2日間の概算カウントで150名近い方とお会いし,感想・ご意見・新たなアイデアなど色々なお話をいただきました。自分の思考の範囲の超えたお話が多く,少し視界が広がったような気がします。


    さて、今回のMaker Faireは、コロナ後初の対面開催となり、ひさしぶりにメイカーの熱気を感じることができました。

    みんな、コロナ禍で作品をあたためていたのか、今回はレベルが高い出展が多い印象でした。

    私が出展した作品は、下記の3つです。


    瓶づめマトリックス時計

    電光掲示板でおなじみの、LEDマトリックスを、コルク瓶の中におさめた時計を製作しました。全て空中配線で構成しています。


    ガラス瓶LED時計

    コルク瓶に自作のデジタル時計をつめこんだ、おしゃれな時計を作りました。この時計は、はんだづけからプログラミング、装飾、プリント基板づくりにいたるまで、一から作っています。


    消しゴムレーザーポインタ

    皆さんは消しゴムを加工したことがあるでしょうか。中学生の頃、退屈な授業中に、消しゴムを加工して中に機械やらコンピュータを隠したスパイグッズのようなものを作りたいと考えたものです。


    どれも,お客さんの反応は上々でした。

    とくに、ガラス瓶時計への反応がとてもよく、売ってほしいとの声も多くあがりました。

    実は、このHPをさかのぼって見ていただいた方はお気づきかもしれませんが、過去に販売をしていた時期がありました。

    しかし、当時は宣伝するすべもなく、結局売れないまま、自信だけを無くして、休止しておりました。

    今回、ひょんなことからMaker Faire Tokyoに出展することができ、見に来ていただいた皆様の反応や、

    売ってくださいとのお声に、とても救われた二日間となりました。

    これから、販売再開にむけて準備をしてまいりますので、今しばらくお待ちください。

    これを、きっかけに、また新たな作品づくりにも邁進していこうとおもいます。

    今後とも、是非よろしくお願いします。

    以下は、MFTの写真ギャラリーとします。



    消しゴムレーザーポインタを作ろう

    皆さんは消しゴムを加工したことがあるでしょうか。中学生の頃、退屈な授業中に、消しゴムを加工して中に機械やらコンピュータを隠したスパイグッズのようなものを作りたいと考えたものです。

    今回は、消しゴムを加工して、レーザーポインタを埋め込もうと思います。秋月電子では、レーザーポインタのモジュールが380円で販売されています。これと、10円のタクトスイッチ、100円の消しゴムがあれば、レーザーポインタがたったの500円でできます。ぜひ、作ってみましょう。

    写真1;これが消しゴムレーザーポインタだ
    写真2;レーザーモジュールが秋月で380円

    レーザーのしくみ

    写真3;レーザーモジュール

    レーザー光は指向性にすぐれ、明るい小さなスポットとして照らすことができるからです。

    レーザーの光源は半導体レーザーです。半導体レーザーはレーザーダイオード(LD)とも呼ばれるため、発光ダイオード(LED)と混同されたりしますが、両者が放つ光は大きく異なります。発光ダイオードは“自然放出”、半導体レーザーは“誘導放出”という原理によるものです。自然放出の光(自然界の光やLEDの光など)は、波長が一定でも位相や波形がそろっていない光です。そのため、距離が長いほど光が拡散してしまいポインタのように集まりません。

    一方、レーザー光は原色の波長を使うことと、結晶のレンズで集光させることで、位相も波形をそろえることで、まっすぐで拡散しない光を作ることができます。


    さっそく作ってみよう

    さっそく、消しゴムレーザーポインタを作りましょう。第1図が回路図です。レーザーは、使い方が難しいように思えますが、豆電球などと同じで、電池をつなぐだけで光ります。コイン電池にはCR2032、ボタンは、秋月で販売されている1cm角のスイッチを使いました。第2図の寸法で消しゴムを加工し、第3図のように取り付けます。

    第2図;加工図面
    第3図;部品の取り付け位置
    第4図;表面
    第5図;裏面

    まず、第2図の寸法を消しゴムに書いていきます<写真4>。寸法に忠実になる必要はありません。部品を実際においてなぞるのもよいでしょう。表面、裏面はこのようにかきました<写真5><写真6>。

    写真4本体に線をひいていく
    写真5;表面
    写真6;裏面
    写真7;使用したルーター
    写真8 ルーターで消しゴムを削っていく

    消しゴムを掘るのは、彫刻刀などでもできますが、ケガしやすいのと力加減が難しいので、ルーターを使うことにしました。

    まともなルーターはとても高価(1万円くらい)しますが、加工対象は消しゴムですから、そんなに高いものはいりません。近所のホームセンターで販売されていた電池式のもの(700円程度)を使います。これでも、消しゴムでしたら十分削れます。ケガに注意して削りましょう<写真8>。

    少し削っては、部品をおいて深さを確かめ、また削るを繰り返します<写真9>。電池側も同じように削ります<写真10><写真11>。

    写真9;実物でサイズを確認
    写真10;さらに削る
    写真11;実物で確認

    削っている様子は、冒頭の動画にも詳しく載せますのでそちらもぜひ見てください。

    写真12 不要な突起を切り落とす
    写真13 切り落としたスイッチ

    スイッチには突起がついています。消しゴムの厚さは11mmしかないので、これがあると収まりが悪いですので、ニッパーで切り落としてしまいましょう<写真12>。切り落とすと写真13のようになります。すこし表面が汚くなりますが、消しゴムのカバーに隠れるので問題ないです。

    レーザーモジュールのケーブルは4cm程度に切り、ひふくを剥きます<写真14>。 上側の貫通穴にケーブルを通し、黒い線とスイッチをはんだづけします<写真15><写真16>。

    写真14  レーザーのひふくを剥く
    写真15 貫通穴に通す
    写真16; 黒線とタクトスイッチをはんだづけ
    写真17 赤線にスズめっき線をつける
    写真18 レーザーモジュールをはめこむ

    また、スズめっき線(抵抗の余り足など)を用意し、3cm程度に切ります。スイッチのレーザーをはんだづけした端子とは対角の端子に、めっき線をはんだづけします<写真17>。また、レーザーの赤い線にもう一本、スズめっき線をはんだづけしましょう。レーザーは裏側に組付けます<写真18>。

    写真19 レーザーの照射口を開ける
    写真20 少し顔を出す程度

    また、レーザーの照射口をカッターで切り出します<写真19><写真20 >。

    写真21 タクトスイッチ側のめっき線は電池の下
    写真22 レーザーの赤い線は電池の上

    写真21のように、スイッチにつけたスズめっき線は,電池のマイナス(下)側につなぎます。電池をセットして、電池の上に、レーザーの赤い線とつながったスズめっき線を置きます<写真22>。

    最後に、消しゴムのカバーをつけて完成です<写真23>。MONOのロゴのMあたりを押すと光るはずです。どうでしょうか、無事にできたでしょうか。

    写真23 カバーをかぶせる
    写真24 完成

    部品表 (合計500円)

    記号部品名部品の内容使用数[個]購入数[袋]価格(円)店舗名通販サイトデータシート
    LEDレーザーモジュール11380秋月電子通商通販リンクデータシート
    スイッチ1cm角タクトスイッチ1110秋月電子通商通販リンク通販リンク
    消しゴムMONO PE-04A11110文具店
    部品表

    瓶づめLED時計を作る

    2021年1月31日

    コルク瓶に自作のデジタル時計をつめこんだ、おしゃれな時計を作りました。

    この時計は、はんだづけからプログラミング、装飾、プリント基板づくりにいたるまで、一から作っています。

    今回は、このLED時計の製作過程を書きつづりたいと思います。

    Fusion360で概要設計

    まず最初に、思いついたイメージを3D-CADでモデル化しました。イメージは、コルク栓の試験管に空中配線された7セグメントLEDを立てて表示する構想にしました。試験管は、東急ハンズで販売されていた試験管(リカシツ:リム付 平底試験管 40φx190)を使うことにしました。

    リカシツオンラインSHOP 【理化学用耐熱ガラスの専門店】

    リム付 平底試験管 40φx190

    https://rikashitsu.jp/online-shop/products/detail1201.html

    〈3D設計の写真〉

    3D-CADで設計

    回路設計

    回路図を下図に示します。

    〈CK-02の回路図〉

    回路図はpdfファイルにもとっております。

    回路自体はとても単純です。殆どの機能をArduinoのマイコン(ATmega328-P)にまとめています。ブートローダ書込み済のマイコンを使えば、Arduinoの基板をわざわざ使わなくても、なかのICチップとクロックのみで動かすことができます。

    [Arduinoを単体で動かす方法は下記のpdfがわかりやすいです]

    https://akizukidenshi.com/download/ds/akizuki/ArduinBootloader_ArduinoUno_compatible_sch_20180118.pdf

    また時間を数える機能は、マイコンの中ではなく、外部にRTCモジュール(M3231)をつけることにしました。

    7セグLEDは、アノードコモンのオレンジ色(型番)を使い、アノードコモン側をPNPトランジスタでON/OFFします。カソード側は330Ωの抵抗を介してマイコンのデジタルピンに直接つながっています。LEDの最大電流は10mAであるため、マイコンの供給能力(20mA)で十分まかなえます。

    基板設計

    次に基板を設計します。基板設計はいつもKiCadというソフトを使います。

    基板サイズは、コルク瓶に入れるために25mm×120mmと最初に決めました。

    それに合うようになんとかして配線を押し込みます。今回は片面一層基板を使うので、線同士の交差はできません。そのため、どうしても部品を交差させるときは、5025サイズの0オーム抵抗を置いて対応します。

    KiCadの便利な特徴として、3Dで表示できるのも魅力です。

    最後に白紙の紙にパターンを白黒で印刷して、実際に部品を載せてピッチを確認します。

    時計の基板図面をpdfにしています。

    基板製作

    今回は、エッチングという方法で基板を作ります。

    https://www.marutsu.co.jp/pc/i/40779/

    パターンは、インクジェットモードの白黒モードで印刷します。

    基板はサンハヤトのクイックポジ感光基板(片面ガラスエポキシ)を選びました。基板のサイズは最小で100×150mmなので、1枚だけ切り出すにはもったいないので、3枚まとめてデータを作りました。

    基板製作エッチングの方法は、サンハヤトの公式に掲載されていたのでリンクを貼ります。

    https://www.sunhayato.co.jp/problem-solving/step_of_original_circuit.html

    ここでは、簡単に手順を掲載します。

    感光基板を露光してパターンを転写
    現像液に浸して現像する
    腐食液に浸してエッチング
    水洗い
    部品を差し込む穴をあける

    はんだ付け

    基板に部品をはんだ付けしていきます。

    表面実装部品のはんだ付けはP板ドットコムの動画がわかりやすかったと思います。

    表面実装部品をはんだ付けしていきます。抵抗のサイズは1608サイズという、ほぼお米サイズです。

    7セグメントLEDは、空中配線立てます。構想してた時は不安でしたが、いざ組み立ててみると、結構しっくりきました。

    基板にスイッチなどもはんだ付けすれば完成!いい感じになってきた。

    ソフト設計

    次に、プログラミングをします。

    プログラムは、Arduinoを使って書きました。後日、プログラムも詳しく説明した投稿を載せたいと思います。

    #include <DS3232RTC.h>//ライブラリーをインクルード
    void setup() {
    Serial.begin(115200);
    DDRD = DDRD | B11111100;      //D7 6 5 4 3 2 1 0 の入出力設定(1で出力 0で入力)
    DDRB = DDRB | B00111111;      //D * * 13 12 11 10 9 8の入出力設定(1で出力 0で入力)
    DDRC = DDRC | B00000000;      //A* * 5 4 3 2 1 0の入出力設定(1で出力 0で入力)
    //setTime(17, 31, 0, 29, 12, 2020);//初期設定 時、分、秒、日、月、年の順で入力
    //RTC.set(now());//初期設定時間の書き込み
    }
    boolean Number_Array[11][7]={    //Number_Array[数字の数][セグ数]
                                  //{g,f,a,b,e,d,c}で入力。1がOFF,0がON(アノードコモンのため)
    {1,0,0,0,0,0,0},//0
    {1,1,1,0,1,1,0},//1
    {0,1,0,0,0,0,1},//2
    {0,1,0,0,1,0,0},//3
    {0,0,1,0,1,1,0},//4
    {0,0,0,1,1,0,0},//5
    {0,0,0,1,0,0,0},//6
    {1,0,0,0,1,1,0},//7
    {0,0,0,0,0,0,0},//8
    {0,0,0,0,1,0,0} //9
    };
    //LED表示関数を定義
    void Number(int x){
      for (int seg=0; seg<=6; seg++){
        digitalWrite(seg+2,-Number_Array[x][seg]);
      }
    }
    void loop() {
    PORTD |= 0b11111100;      //D7 6 5 4 3 2をHIGH(一旦非表示にする)
    PORTB |= 0b00111111;      //D * * 13 12 11 10 9 8をHIGH(一旦非表示にする)
    int com[]={13,12,10,11};  //COMポートを設定{comA,comB,comC,comD}
    int y[]={0,0,0,0};        //各桁に表示する数字の変数を宣言{時,時,分,分}
    tmElements_t tm;
    RTC.read(tm);
    y[0]= tm.Hour/10;
    y[1]= tm.Hour%10;
    y[2]= tm.Minute/10;
    y[3]= tm.Minute%10;
    int dots = tm.Second%2;
    dots = 255- dots *10;
    analogWrite(9,dots);
      for(int i=0;i<=3;i++){        //ダイナミック点灯のループ
        digitalWrite(com[i],LOW);   //表示する桁を開ける
        int x=y[i];                 //その桁で表示する数字をxに代入
        Number(x);                  //xの数字を表示する
        delay(3);
        digitalWrite(com[i],HIGH);  //表示した桁を閉じる
      }  
    }

    このプログラムを、USBシリアル変換器を通して時計に書込みます。

    書込みがうまくいけば、狙い通り、時間が表示される。

    装飾

    完成した基板をそのまま瓶に詰めました。うーん、なんかもの足りない、、、、

    そこで、空いたすきまに百円ショップで購入した造花を加えてみました。

    お、なんかしっくりきた。

    ちなみに、電源はUSBからとっています。自作のものなので万が一、電源がショートしてしまったりする心配もしました。なので、いくらUSBだからといって、パソコンなどには刺さず、USBの充電器だけにしています(通常の充電器は、コンセントとトランスで絶縁されている、保護回路が必ずはいっているので)

    完成品を棚のアンプの上にかざりました。円筒型なのでたまに転がってしまうので、なにか足になるものを作ろうと思います。

    とりあえず、製作の記録としてホームページに載せてみました。

    これからもいろいろなものを製作していこうと思っていますのでよろしくお願いいたします。

    瓶づめマトリックスの製作

    今回は、電光掲示板でおなじみの、LEDマトリックスを、コルク瓶の中におさめた時計を製作しました。全て空中配線で構成しています。

    LEDマトリクス時計

    と言っても回路設計からしたのではなく、

    秋月電子のマトリクス時計キットを使いました。今回は、これを直径3センチ、高さ13センチの試験管に、空中配線で実装します。

    秋月のマトリクスキット
    部品点数は意外と少ない

    秋月のキットには回路図が付属されているのでとても作りやすいです。

    基本的な機能は全て、PICマイコンに集約されています。電源は、6~9V程度とかいてありますが、レギュレータで5VにしてICに供給しているようです。

    今回は、USBから供給しようと思うので、レギュレータの回路は取っ払います。

    空中配線といっても、一番下の土台にはユニバーサル基板を使いました。ここから、1.6mmのVVF線を柱として生やしました。

    キットには回路図がついているので作りやすい
    VVF線を柱に建造
    マトリクスの裏にも小さい基板を配置
    自立させることができる

    今回は、試験管に組み込んでみました。電源は、5VのUSBをそのまま接続。

    思った以上に、良い見た目です。

    試験管に入れる
    MFTに出展

    2021.9.4 GIXIEオーディオの回路設計

    前回、ブロック図で設計した回路ブロックの、回路設計に入ります。

    前回示したブロック図を下記に示します。

    ここで設計要素がある回路ブロックは、3つ。Audio Amplifier、Power Regulator、VU meter driverの三つです。

    まず、設計したアンプの回路図を示します。

    Audio Amplifer(オーディオアンプ回路)

    まず、アンプの回路です。

    今回は、細かい設計をしなくて済む、アンプ用ICを使いました。

    ICは、PAM8304です。

    D級パワーアンプIC PAM8304ASR

    ■主な仕様
    ・電源電圧:2.8~6V
    ・出力:
    3W typ(5V・4Ω)
    1.75W typ(5V・8Ω)
    ・ゲイン:300000/Rin
    (Rin=10kΩなら30倍)
    ・無信号時消費電流:5mA typ(VDD=5V)
    ・効率:93% typ(RL=8Ω、THD=10%)
    ・パッケージ:0.65mm、MSOP8

    **秋月電子HPより引用**

    回路は、ここのデータシートに記載されている参考回路を使いました。抵抗値やコンデンサは、感覚的に決めました。

    SD(シャットダウン)の端子は、プルアップしないと停止してしまうので、プルアップにしています。

     

    VU meter (VUメータ―回路)

    次に、VUメーターの回路です。

    VUメータは、いわば直流の電流計です。音声信号を直接入力するのではなく、オペアンプで増幅して、ダイオードで整流(交流から直流に変換する)して、抵抗で電流を調節してVUメータに流します。

    オペアンプには、汎用的に使えるNJM4580を使いました。

     

    Power Regulator Circuit

    次に電源回路です。

    アンプICPAM8304の電源電圧が最大6Vなので、5Vの定電圧を流せる回路が必要になります。

    回路は3端子レギュレターの一般的な回路です。C4とC5が発振防止のコンデンサ。C6がリップル除去用です。また、R5とC9でRCのローパスフィルタにもなっています。

     

    三端子レギュレーター 5V1.5A TO-252 NJM7805SDL1

    ■主な仕様
    ・出力方式:シリーズ
    ・出力正負:正電源
    ・入力電圧:~35V
    ・出力電圧:5V
    ・最大出力電流:1.5A
    ・ドロップアウト電圧:2.2V
    ・許容損失:1190mW
    ・リップル除去比(PSRR):78dB
    ・パッケージ:TO-252

    **秋月電子より引用**

    最後に、全体の回路図を示します。

    次回は、この回路の基板設計を行います。

    2021.9.2 AM/FMラジオの受信原理について

    ・AMとFMの違いって何?

    電波と言って思い浮かべるのは、ラジオやテレビの電波だと思います。しかし、電波自体は音声や映像を伝えることは出来ません。

    電波に何らかの工夫を施す必要があります。

    ここで音声信号と電波を合成する、変調という技法を用いて電波に乗せます。変調には、AMラジオ放送の振幅変調(Amplitude Modulation)、FM放送の周波数変調(Frequency Modulation)などがあります。

    振幅変調は、搬送波(高周波)の振幅の上下を変化させる方式です。この方法は技術的に簡単で、古くから使われていますが、その性質上ノイズ(雑音)の影響を受けやすく、音質もあまりよくありません。

    これに対して、周波数変調は搬送波の周波数を部分的に変化させる方法で、波形の疎密で合成します。音声信号の振幅が低いとき、送信波の波形は疎になり、高いときは密になります。

    AMラジオの受信原理(包絡線検波)

    AMラジオの受信原理は至ってシンプルです。受信電波の振幅がそのまま音声信号になっているわけですから、搬送波成分を取り除けばOKです。

    AMラジオを、一番簡単に表した図を下図に示します。

    これは、ゲルマラジオとよく呼ばれます。

     

    アンテナには数多くの放送局の電波を受信します。

    そのため、その中からほしい放送局を選定する必要があります。そこで、コイルとバリコン(可変コンデンサ)を並列につないだ共振回路を用意し、ほしい周波数以外の電波をカットします。

    次に検波回路です。これは、ダイオードとコンデンサを使い搬送波の成分を取り除きます。

    取り除いた結果、音声の成分だけが残るわけです。

    この検波ダイオードはゲルマニウムダイオードを使うため、よくゲルマラジオと呼ばれています。

     

    ストレート方式ラジオ

    先ほど紹介したゲルマニウムラジオでは、感度も音量も小さすぎます。

    そこで、一般的なAMラジオでは、同調回路、検波回路はほぼ同じ形の回路ですが、それぞれに増幅回路を挟みます。まず、感度を上げるために同調回路の出力に高周波増幅回路入れます。そしてより大きな音量で聴けるように、検波回路の出力に増幅回路を挟み、スピーカーでも聞けるようになります。

     

    FMラジオの受信(スーパーヘテロダイン)

    FMラジオで一般的なのは、スーパーヘテロダイン方式です。

    これは、今度じっくり説明したいとおもいますが、下記に簡単に申し上げます。

    スーパーヘテロダイン受信機の一番の特徴は,受信した信号を低い周波数帯に下げてから検波、復調をするという点です。周波数を下げることで,感度と周波数選択度を上げられるメリットがある.

    周波数を下げるためには,下図のように,アンテナで受信した信号を局部発振回路で用意した高周波信号とミキサーで混合します。

    すると、混合した波と、受信した波の差(うなり)の周波数が発生します。

    このうなりを抽出し、検波(FMの電波を音声に変えること)をすることで、安定して高音質なラジオが出来ます。

    今日は、ここまで。

    2021.8.31 OT-01の回路設計

    前回のブログでは、超音波楽器のブロック図まで設計しました。

    さっそく回路設計に入ります。

    下記が前回設計したブロック図です。

    要するに、各モジュールをいかにしてマイコンに接続するかが大事になります。

    まず、使用するマイコンのピン配置を確認します。

    ATmega328PUのピン配置
    ATmega328PUの各通信端子

    SRF-02の接続

    SRF-02はI2Cという形式で通信します。

    I2Cの接続方法はとても簡単です。今回は超音波センサを2台並列でつなげられるようにします。

    I2Cの通信は、センサ(Slave)とマイコン(Master)にそれぞれあるVcc,GNDの電源端子、同期クロックのSCL、信号線のSDAの4つの端子同士をつなぎます。

    並列でつないでいても、それぞれのセンサにはアドレスが振り分けられているため、問題ありません。

    YMF-825の接続

    YMF-825はSPIで通信します。

    SPIの通信は、音源IC(Slave)とマイコン(Master)にそれぞれあるVcc,GNDの電源端子、同期クロックのSCKと接続対象のSlaveを選択するSS(Slave Select)、MasterからSlaveに信号を送るMOSI(Master Out Slave In)とSlaveからMasterに信号を送るMISO(Master In Slave Out)があり、合計6本の線で構成されます。

    Software Writer

    ソフト書込みは前回のブログでも紹介しました。

    ソフト書込みはUARTで通信しますので、変換器のTXD(送信)を,ATmega328のRXD(受信)に、変換器のRXD(受信)をATmega328のTXD(送信)に接続します。あとは、TTL変換器の+5VとGNDを、ATmega328にも供給します。そして、変換器からリセットの信号を送れるように、RTSとATmega328のResetを、0.1uFのコンデンサを経由して接続します。

    Speaker Driver

    YMF-825の使い方次第ではメモリーが足りなくなります。そういうときのために、単純な電子音であれば出せる、スピーカーのドライバ回路を用意しました。

    以前のブログにもまとめています。

    さいごにこれらの回路を統合した回路図を書きました。

    次回は、KiCadで基板設計をします。

    2021.8.28 GIXIEケースオーディオの設計

    今回から新企画になります。

    以前、謎の木の箱を分解しました。

    前回のブログでは、このケースを分解して、正体をさぐる内容でした。結果として、時計だったんでしたが、時計は以前も作ったし、ギクシー管を6個もそろえるのはお金がかかりすぎるので諦めました。

    そこで、せっかくこのおしゃれなケースがあるんだから、せめて何かに応用できないかと思考錯誤しました。

    とくにこのケースは、直径34mmの丸い穴が6個も開いている点です。

    これには、スピーカーとVUメータ―がぴったりでした。

    そこで、スピーカー4つ、VUメータ2つのオーディオアンプスピーカーを作ろうと思います。

    スピーカーの選定

    今回は、サイズも小型なので、音質はあまり求めず、デザイン優先で作ることにしました。

    スピーカーは、同じ直径34mmのものを選びました。

    Amazon 小口径アルミコーン!フルレンジスピーカーユニット1.5インチ(34mm)3Ω/MAX8W

    価格;590円

    • ユニット1個単位での販売です
    • 1.5インチフルレンジスピーカー
    • 15mmボイスコイル
    • アルミコーン
    • ネオジウムマグネット仕様(防磁仕様)

    インピーダンスが3Ωしかないのがすこし気になりますが、おおむね大丈夫だと思います。

     

    VUメータ―

    VUメータ―は、最近は手に入るのかなと心配しましたが、Amazonを探すと、海外の安いものがありました。

    Amazon VUパネル レベルメーター 6V〜12V 500μA 高精度 バックライト付 2個

    価格;1990円

    • 材質:プラスチック、電子部品
    • ヘッダDC抵抗:630オーム
    • バックライトフィラメント電圧:DC / AC 6V〜12V
    • フィラメントによるバックライト付き500μAVUメーター
    • それはオーディオレコーダー機器で広く使われています

    二個セットで1990円。結構お手頃です。

     

    ブロック図

    下記にブロック図を示します。

    スピーカー単体のインピーダンスが低いため、一個のアンプからスピーカーを並列で接続するのは厳しいと思います。そのため、それぞれにアンプをつけなければなりません。

    アンプの手前に、二連の可変抵抗を置き、これをボリュームとして使います。

    音声入力から、アンプと分岐させて、VUメータのドライバを並列で繋ぎます。

    また、DCジャックで任意の電圧を入れられるようにして、レギュレターの回路を入れ、各回路に供給します。

    Block Diagram

    次回は、これを回路図に起こします。

    2021.8.26 KTF5002を分解してみた

    今回から新企画です。

    市販の製品を分解して、そこに秘められた技術を学びます。

    今回は、AM/FMラジオチューナー、KENWOOD製のKTF5002を分解します。

    これは、近所のハードオフで1500円で販売されていました。

    ジャンク品だったのですがかなり状態がよく、FMラジオ、AMラジオ共に音も問題なく鳴っています。

    FMラジオが受信できる

    AMラジオが受信できる

    まずは、このラジオについて調べてみました。

    調べると、発売はなんと1997年ごろ。僕の年齢の一つ下です。

    価格は25000円とお手頃価格です。

    取扱説明書のpdfも上がっていたので下記にリンクを貼ります。

    KTF-5002の取扱説明書

    下記に仕様を示します。

     

    FMラジオの受信周波数範囲は76MHz~90MHz。当時のFMラジオでは十分な帯域です。90MHz以上はアナログテレビの音声信号の帯域でした。現在は、この空いた帯域がAMラジオの補完放送(WideFM)になっています。

    全高調波歪率は0.5% オーディオ機器としてはまずまずかなと思います。

    個人的に驚いたのは、FMラジオのSN比が70dBであること。当時としてはかなり高い性能ではないかと思います。

    また、AMのSN比は40dB。やはりFMよりノイズが多くなってしまうのがAMラジオです。

     

    フロントパネル

    Auto(自動選局)やスリープ、時間予約などの設定ができるみたいです。

    パッと見ボリュームだと思いましたが、これは選局です。ぐるぐる回すことはできず、傾かせるだけです。

    後ろはこんな感じ。FMのアンテナ端子、AMのアンテナ端子、オーディオ出力、コンセント、検波出力があります。FMのアンテナ端子はテレビのアンテナ線と同じものです。

    それではカバーを外して中身を見てみましょう。

    なるほど。複雑かと思いましたが中身は基板一枚に収まっていました。

    さらに基板を取り出します。

    ざっくりと、回路の名称を示します。

    FMのフロントエンド、FMのマルチプレクサ、AMステレオの復調回路、PLL回路、電源回路等、多くの回路から成り立っています。今後のブログにて、これらの回路を一つづつ説明していきます。

    今日は、分解したばかりですので、基板全体に着目します。

    まず、基板の素材は、紙フェノール基板です。安価で耐久性はあまりありませんが、置き型のオーディオ機器ではこれで十分です。基板は片面一層構造で、部品は片方の面にしかついていません。そのため、線と線の交差のため、ジャンパ線が多く使われています。また、表面実装部品は、裏面についているマイコン(ぶ厚い、、)だけで、あとはすべてディスクリート部品です。部品の足が基板の裏で曲げられているところから、この部品はすべて人の手で手挿入されています。そして、人の手でカットしているのがわかります。

    また、はんだづけに一切のムラがないことから、はんだ槽に基板をあてがう、フロー式ではんだ付けをしていることがわかります。マイコンだけは後付けでクリームはんだのリフローかもしれません。

    正直これは、今の時代から見ると、かなり人件費がかかっているなと思います。

    これを、25000円ぽっきりで売っているのはすごいと思います。

    また、電源回路も注目です。

    オーディオ関連の機器がやたら重いのは、電源回路にスイッチング方式を使わないからです。スイッチング方式の電源は、たとえば携帯の充電器やパソコンの充電アダプタなどです。このラジオも、スイッチングを使えば回路は軽くなりますが、スイッチングはノイズを多く発生させるため、とくにラジオの電源に使えばSN比は一気に下がります。そのため、大きなトランスを置き、昔ながらの電源回路で作るしかありません。

    また、表示はVFDという表示方式です。よく、スーパーのレジで青白い文字で「ゴウケイ2350エン」って出てるアレです。今では液晶表示(電卓などの)や、LEDが多いですが、これは真空管の技術を応用した昔ながらの表示です。

    これも、今後のブログで詳しく書けたらなと思います。

    最後に、スイッチ類の裏側です。かなりシンプルでした。

    今日は、ざっくり分解したレポートでした。今後は、下記の計画で、この製品をより詳しく分析していこうと思います。次回は、9/2にそもそもAMラジオ、FMラジオの受信原理について解説します。PLL、MPXの話も触れようと思います。

    現在の連載; 「FM/AMステレオチューナーKTF-5002の分解調査」

    更新日      題名          
    8/26KTF5002を分解してみた(仕様、解体手順、基板構成、機構について)
    9/2AM/FMラジオの受信原理(AM・FMとは、主に使われる受信方式について、PLL・MPXとは)
    9/9KTF5002で使用されているICについて調べた
    9/16FMフロントエンド回路、FM-IF回路、AM-RF回路 について
    9/23PLL回路の原理
    9/30FM-AM DET回路について
    10/7FM-MPX回路について
    10/14Audio AMP回路について
    10/21電源回路について
    10/28VFD表示回路について

     

    2021.8.24 超音波楽器OT-01の構想と設計

    今回から新企画です。

    新しい、楽器を作ってみたいと思います。

    今回のブログはその構想からブロック図の設計までをやりたいと思います。

    作りたい楽器のイメージ

    イメージは右図のように、超音波センサを上向きで配置します。

    センサの上に手をかざして、演奏をします。かざす手の高さで音階が決まるシンプルなものです。

    ブロック図

    次にブロック図です。

    メインとなるマイコンは、Arduinoで簡単にプログラムできる利便性から、ATmega328を使います。

    超音波センサにはSRF-02を使用しました。最大2台のセンサをつなげられるようにします。超音波センサとマイコンの間は、I2C通信によって情報伝達を行います。

    また、様々な音色を作れるYAMAHAの音源ICを使ったモジュールYMF-825を接続します。

    これは、SPI通信にて情報交換をします。

    あとは、音を出すタイミングを手動で入れられるジョイスティック。

    そして、マイコンのメモリーオーバーなどで、YMF-825と超音波センサを同時に動かせないときのために、

    スピーカーを直で駆動できる回路も備えます。

    また、マイコンを単体で動かすので、ソフトの書込み端子を用意しなければなりません。まだ開発段階なので、RAM値を読み込めるように、UART通信により、パソコンのUSBと接続できるようにします。

    次に、各ブロックを詳細に見ていきましょう。

    マイコン

    使用するマイコンについて、秋月電子の販売ページに簡単にまとまってたので下記に示します。

    ATmega328 (秋月電子HPより引用)
    ATmega328 (秋月電子HPより引用)

    ATmega168のメモリ倍増版です。ブートローダと呼ばれるプログラムを書き込んだものは、Arduinoに搭載されるなど電子工作においてポピュラーなマイコンの一つです。

    ■主な仕様
    ・シリーズ:ATMEGA
    ・電源電圧:1.8~5.5V
    ・コア:megaAVR
    ・コアサイズ:8bit
    ・クロック:20MHz
    ・プログラムメモリ:32kB
    ・EEPROM:1kB
    ・RAM:2kB
    ・GPIO:23pin
    ・ADC:6Ch
    ・UART/USART:1Ch
    ・I2C:1Ch
    ・SPI:1Ch
    ・タイマ:3Ch
    ・オシレータ:内蔵/外付
    ・パッケージ:DIP28

    **秋月電子HPより引用**

    汎用性は、かなり高く、メモリー容量もまずまずです。

     

    超音波センサ(SRF-02)

    まず、SRF-02の通信には二つのモードがあり、I2CとUARTがありますが、今回はI2Cに焦点を当てて説明します。

    まずは、SRF-02の主な特徴です。

    詳しくは以前のブログを参考にしてください。

    ◆主な仕様
    ・使用マイコン:16F687-I/ML
    ・測定範囲:16cm~6m.
    ・電源:5V(消費電流4mA Typ.)
    ・使用周波数:40KHz.
    ・アナログゲイン:64段階の自動ゲインコントロール
    ・接続モード:モード1=I2C、モード2=シリアルバス
    ・全自動調整機能:電源投入後キャリブレーション不要
    ・測距タイミング:エコー時間計測、ホストによるタスクコントロール
    ・測定単位:μS(マイクロ秒)、ミリ、インチ
    ・サイズ:24mmx20mmx17mm
    ・入出力端子:5ピン
    ・重量:4.6グラム

    音源IC(YMF-825)

    ヤマハのFM音源チップYMF825(SD-1)を搭載した音源ボードについて以前のブログに掲載してますので参考にしてください。ヤマハ独自のFMシンセサイザを搭載し、数種類のパラメータ指定により豊かなサウンドを再生することが可能です。

    ArduinoやRaspberry Pi等のマイコンボードから、SPIを通して直接YMF825のレジスタを制御することで発音させます。スピーカーアンプも搭載しているので、アンプ回路を別途外部に用意する必要がありません。

    ※3.5 mmのヘッドホンジャックを搭載していますが、iPhone用などの4極CTIA採用のイヤホンはお使いいただけません(OMTPのものはお使いいただけます)。**Switch science様の販売ページより**

    **Switch science様より画像引用**

    仕様

    • 4オペレータのFM音源
    • 最大16音同時に発音可能
    • FMの基本波形29種類内蔵、アルゴリズム8種類
    • SPIによるシリアルインタフェース
    • スピーカアンプ内蔵
    • 3バンドイコライザ内蔵
    • 16 bitモノラルD/Aコンバータ内蔵
    • 動作電圧:5 V
    • 3.3 Vでも改造することで利用可能

    スピーカードライバー回路

    スピーカーの駆動回路について以前のブログでまとめてますので参考にしてください。

    この回路は、電子音を鳴らすことに特化させているので、この回路で普通の音楽を流すことには向かないとおもいます。

    回路はいたってシンプルです。Arduinoからはデジタル出力の矩形波が出力される。このデジタル信号がトランジスタQ1のベースに入力される。ベースに電流を流すと、コレクタエミッタ間がONとなち、スピーカーに電流が流れる。デジタル信号のHIGH/LOWの周期によって、すぴーかーに電流を流す、流さないが変化する。したがって、デジタル信号の周波数の電子音がスピーカーから発せられる。

    R1の抵抗は、デジタル信号の電流が、ベースには高すぎるので、抵抗R1を挟んで電流を小さくしている。

    また、R2の抵抗も、スピーカーに流れる直流電流が大きすぎるため、R2の抵抗を挟み電流を小さくしている。

    また、D1のダイオードは、スピーカーのコイルを矩形波でON/OFFしてしまうと、スピーカーの電圧が一気に跳ね上がってしまうため、電圧が跳ね上がらないようび、スピーカーのコイルにたまった電流を逃がす回生ダイオードを積んでいる。

    ソフト書込み

    ソフト書込みに関しても以前のブログを参考にしています。

    UARTの通信ですので、変換器のTXD(送信)を,ATmega328のRXD(受信)に、変換器のRXD(受信)をATmega328のTXD(送信)に接続します。あとは、TTL変換器の+5VとGNDを、ATmega328にも供給します。

    そして、変換器からリセットの信号を送れるように、RTSとATmega328のResetを、0.1uFのコンデンサを経由して接続します。

    あとは、ATmega328のクロックとして、16MHzの水晶発振子を接続します。


    今日はここまで。次回は回路設計に入ります。

    2021.8.21 Wiiリモコンを分解した

    今回は、wiiリモコンを分解しました。

    一時は大人気だったwiiですが、みなさん覚えているでしょうか。

    今や、ハードオフで300円で投げ売りされています。

    せっかくなので、分解してみることにしました。

    さっそく、開封します。

    なるほど、まあこんなもんだろうな。

    やはり、wiiといえばリモコンの傾きや振ったり、高さや水平移動を検知していました。さて、そのセンサはどこにあるでしょうか。

    くわしく見ていきます。

    本体上面の裏側にはスピーカーがついていました。

    なるほど、ボタン周りはすごくシンプルです。導電体をはりつけたシリコーンのボタンを基板の接点にあてることで、ボタンの役割を果たします。

    あとは、振動モーターと、前にCMOSカメラがついていました。なるほど、水平移動などはこのカメラで見ていたのでしょうか。

    真ん中にあった十字のボタンは、導電体が4つ。。?と思っていましたが、一つでした。

    また、接点が4つです。どの、接点同士を繋げるかで、十字の方向を決めているようです。

    ジョイコンをつなげるコネクターは金メッキでした。

    また、電源の入力には、ルビコン製の電解コンデンサが入っています。

    基板の裏面には、ジョイスティックと通信するためのDTMFレシーバIC(BU8872)や、Wii本体と無線で通信するためIC、BLOADCOM製のBCM2042が搭載されています。また、BCM2042の四隅に、三角のパットがありました。

    おそらくこれは、ノイズ試験がうまくいかなかったときに、ここに金属のカバーをつけるためのパットでしょう。

    ノイズ耐性がよかったので未実装になっているのでしょう。

    また、表面にはEEPROMのようなものがありました。これは、データを保管するメモリのようなものです。最低限の動作を記憶しています。

    また、表面の上側に加速度センサーがありました。これでwiiリモコンの傾きを検知しています。

    また、近いうちに、これらのICチップを調べて、ブログにできたらと思います。

    2021.8.19 謎の箱を分解した

    先日、近所のハードオフに行って、よくわからない箱と、wiiリモコンを分解用に衝動買いしました。

     

    今回は、この謎の木の箱の正体を確認します。

    もし、中身がなにかわからなくても、このケースはいろいろ使い道があるだろうなと思いました。

    まず、上に6か所、なにかを置くスペースがあります。

    そして、横には3つのボタンがありました。

     

    なにかを置く場所は、二つの磁石と、その真ん中に端子が3つありました。

    二つ仮説が考えられ、一つは、この二つの磁石が、それぞれ電源の+、ーになっており、真ん中の3本は信号線(3本だとSPI通信)の可能性があります。

    もう一つの仮説は、磁石に電圧はかかっておらず、3本の端子のうち二つは、電源の+とー、残り1本が信号線です。データが多くなければ(7セグメント等)、サーボモータのような制御でも問題ないのかなと思います。

    裏面は、DCジャックがあるのみです。

    電圧は書かれておらず、怖いのでまだ電圧は掛けません。DCジャックは秋月で販売されてる2.1φのものなので、とても親近感がわきます。

    それではさっそく中を開けてみましょう。

    !!!!!!!!!

    中はとてもシンプルでした。まず、真ん中にマイコンが一つ、クリスタル,そしてコイン電池が入っています。

    基板を詳しく見てみましょう。

    まず、基板から見るに、これは時計です。

    表示系をコントロールするマイコンチップはATmega8A、クロックに16MHzの一般的な水晶発振子を使用しています。また、その横にあるチップがRTC(リアルタイムクロック)だと思います。

    これは、時間を常に正確に刻みつづけ、現在時刻のデータをマイコンに送り続ける素子です。電源を抜いても、最省電力で時間を刻み続けられるために、コイン電池を積んでいます。コイン電池の電圧は3V、それに対し、電源から供給される電圧は5Vであるため、電源の電圧がコイン電池に流れ込まないよう、また、コイン電池の電圧がマイコン等にながれこまないために、ダイオードが二つ付いています。

    また、未実装の部品もありました。まず、マイコンのとなりにある6ピンの端子は、プログラム書き込み端子です。これは、ArduinoのISP端子とつなぐことで簡単にプログラムを書き換えることができます。

    また、未実装部品も気になります。とくに、JDY-16と書かれた未実装端子は気になります。これはBluetooth通信のモジュールです。おそらく、スマホなどと接続して時計をあんなことやこんなことにするためのものでしょう。オプションによってはあるんですかねえ。わかりませんが。

    基板にGIXIECLOCKと書かれていたので調べました。

    思ったよりすごいものを手に入れたみたいです。

    やはり時計でした。

    下記にリンクを貼ります。

    AZUREST(アズレスト)✖️Gixie Clock (ギクシークロック )

    これらはのケースは、すごく使えそうなので、なにか考えます。

    とても面白かったです。

    2021.8.17 Arduino 関数について

    本日のTOPIC

    今回は、ArduinoのVoid関数についてです。

    Arduinoの関数とは、プログラムを機能ごとに分割し、特定の仕事をこなすモジュールを作成するといったことが簡単にできます。このモジュールの単位のことを関数(function)と呼びます。

    関数には大きく分けて二種類あり、戻り値を返すタイプと返さないタイプに分かれます。

    戻り値を返さない関数

    まず、戻り値を返さないタイプのプログラムを下記に示します。

    void 関数名(void) {
      
      //処理内容//
    
    }
    
          関数名();      

    戻り値を返さない関数というのは、関数に何かの作業だけをさせ、その作業結果をスケッチ内で特に利用しない場合に利用します。関数に対して、作業をさせるために情報を渡す(引数と言う)場合もあります。

    関数の考え方は、あらかじめ省略したい処理を、一つの関数(数式?)としてひとまとまりにして作っておけば、メインのプログラムの流れに関数の名前を入れるだけで、その処理を一通りこなしてくれるため、プログラムの見た目がシンプルになり、わかりやすくなります。

    下図が、プログラムの例です。

    void setup() {
      // put your setup code here, to run once:
    pinMode(13,OUTPUT);
    pinMode(A1,INPUT);
    }
    void LED_ON_OFF(void) {
       digitalWrite(13,HIGH);
       delay(500);
       digitalWrite(13,LOW);
       delay(500);
       digitalWrite(13,HIGH);
       delay(500);
       digitalWrite(13,LOW);
       delay(500);
    }
    void loop() {
      // put your main code here, to run repeatedly:
        int a;
        a=digitalRead(A1);
        if(A==1){
        LED_ON_OFF();      
        }else{
        }
    }

    これを要約した図を下記に示します。

    戻り値を返さないプログラム例

    上の方に void LED_ON_OFF(void){ 処理 } でLEDをON/OFFするプログラムを関数化し、プログラムの途中に関数名を一言いれるだけで、関数を実行できる。

    戻り値を返す関数

    次に、戻り値を返すタイプのプログラムです。

    戻り値があるタイプとしては、たとえば関数に計算式を入れておき、メインのプログラムから計算したいパラメータを関数に送り、関数で計算して、計算結果を戻り値として返すものです。

    下記に例を示しますと、速度の計算を関数にしたいとします。

    戻り値を返すタイプのプログラムの定義を示します。

    int 関数名(int 変数1,int 変数2,・・・){
    
         実行する処理
    
      return 戻り値の変数;
    }
    
      関数名(変数1,変数2・・・);

    なお、intはdoubleでも構いません。また、送り値の変数はいくつあっても大丈夫です。

    メインプログラムから、距離と時間のパラメータを関数に送ります。それを関数内で計算して、計算結果(速度)を戻り値として戻すわけです。

    次に、プログラム例を示します。

    void setup() {
      // put your setup code here, to run once:
    Serial.begin(9600);
    }
    int sokudo(int d, int s) {
       int a;
       a=d/s;
       return a;
    }
    void loop() {
      // put your main code here, to run repeatedly:
        int d;
        d=105;
        s=100;
    
        x=sokudo(d,s);
        
        Serial.println(x);
    }

     

    sokudoという名前の関数を整数型(int)で定義して、()内に送り値の距離dと時間sをintで記載し、計算結果をaに代入、これをreturn a;で戻り値として返します。

    以上が、関数のおおまかな内容です。

    今日は、ここまで。

    2021.8.18 今後の目標

    柊工房の今後やりたいことをまとめました。

    Maker Fair Tokyoに出展したい

    現在は、コロナの影響でなかなか展示会には足を運べませんが、来年以降2022年度のMaker Fairや、Nico Tech, Creema, minne様の展示会に出展したいと考えています。

    現在、Creemaで販売している時計や試験管立てに加え、超音波の楽器などを展示し、今後の活動につながる人脈を形成する狙いです。

    そのためにも、超音波楽器をはじめとした新たな楽器、おもしろ工作のラインナップをもっと充実させる必要があります。

    柊工房のホームページを電子工作の総合情報サイトにする

    私の理念は、いままで電子工作に触れる機会がない、難しそう、ダサそう、といった思い込みを払拭し、より多くの方々に電子工作を始めていただきたい。そのお手伝いができたらと考えています。そのためにも、このHPの情報量をより増やし、電子工作に関して検索すれば、大体このサイトにあたる。といった総合情報サイトを目指します。

    そのためにも、今は情報量を増やすときです。日本語版を毎週火、木、土。英語版を水、金、日のほぼ毎日投稿を徹底し、情報量拡大につとめます。

    ある程度、情報が増えたら、それらをまとめ、辞書のようにお使いいただける、より分かりやすいHPを目指します。

     

    本を出版したい

    ブログの情報がある程度そろいましたら、内容別に本を出版したいと考えています。といっても、出版社を通さずに、同人誌のような形での出版となると思います。また、Kindleなどの電子書籍でも直接出版することができるため、それらも活用したいと考えています。

    YouTube配信をする

    できる範囲で、Youtubeに首を突っ込みます。といっても、HPの作成でだいぶ忙しいはずなので、あくまでブログの補助教材としてYouTubeに動画をアップする形になるかと思います。

    また、新しい楽器ができたら、さまざまな曲をカバーした演奏動画を出したいと思います。

    2021.8.14 YMF-825を使いこなす2

    前回のつづきです。

    今回は、YMF-825のサンプルスケッチを用いて、様々な音を鳴らします。

    サンプルスケッチは、GitHubに上がっていました。

    下記を参考にしてください。

    YMF-825サンプルスケッチ

    このサンプルスケッチをArduinoNanoに書き込みます。

    GitHubのフォルダーを開くと、下記のようなファイルが入っています。

    この中の、sample1のプログラムを今回はいじります。

    sample1のプログラムはこんな感じです。

    /*
     Conditions only for Arduino UNO
       RST_N- Pin9   
       SS   - Pin10
       MOSI - Pin11
       MISO - Pin12
       SCK  - Pin13
     */
    #include <SPI.h>
    //0 :5V 1:3.3V
    #define OUTPUT_power 0
    
    // only for Arduino UNO
    void set_ss_pin(int val) {
        if(val ==HIGH) PORTB |= (4);
        else PORTB &= ~(4);
    }
    
    // only for Arduino UNO
    void set_rst_pin(int val) {
        if(val ==HIGH) PORTB |= (2);
        else PORTB &= ~(2);
    }
    
    void if_write(char addr,unsigned char* data,char num){
      char i;
      char snd;
        set_ss_pin(LOW);
        SPI.transfer(addr);
        for(i=0;i<num;i++){
          SPI.transfer(data[i]);    
        }
        set_ss_pin(HIGH);  
    }
    
    void if_s_write(char addr,unsigned char data){
      if_write(addr,&data,1);
    }
    
    unsigned char if_s_read(char addr){
      
        unsigned char rcv;
        
        set_ss_pin(LOW);    
        SPI.transfer(0x80|addr);
        rcv = SPI.transfer(0x00);
        set_ss_pin(HIGH);  
        return rcv;  
    }
    
    void init_825(void) {
       set_rst_pin(LOW);
       delay(1);
       set_rst_pin(HIGH);
       if_s_write( 0x1D, OUTPUT_power );
       if_s_write( 0x02, 0x0E );
       delay(1);
       if_s_write( 0x00, 0x01 );//CLKEN
       if_s_write( 0x01, 0x00 ); //AKRST
       if_s_write( 0x1A, 0xA3 );
       delay(1);
       if_s_write( 0x1A, 0x00 );
       delay(30);
       if_s_write( 0x02, 0x04 );//AP1,AP3
       delay(1);
       if_s_write( 0x02, 0x00 );
       //add
       if_s_write( 0x19, 0xF0 );//MASTER VOL
       if_s_write( 0x1B, 0x3F );//interpolation
       if_s_write( 0x14, 0x00 );//interpolation
       if_s_write( 0x03, 0x01 );//Analog Gain
       
       if_s_write( 0x08, 0xF6 );
       delay(21);
       if_s_write( 0x08, 0x00 );
       if_s_write( 0x09, 0xF8 );
       if_s_write( 0x0A, 0x00 );
       
       if_s_write( 0x17, 0x40 );//MS_S
       if_s_write( 0x18, 0x00 );
    }
    
    void set_tone(void){
      unsigned char tone_data[35] ={
        0x81,//header
        //T_ADR 0
        0x01,0x85,
        0x00,0x7F,0xF4,0xBB,0x00,0x10,0x40,
        0x00,0xAF,0xA0,0x0E,0x03,0x10,0x40,
        0x00,0x2F,0xF3,0x9B,0x00,0x20,0x41,
        0x00,0xAF,0xA0,0x0E,0x01,0x10,0x40,
        0x80,0x03,0x81,0x80,
      };
      
       if_s_write( 0x08, 0xF6 );
       delay(1);
       if_s_write( 0x08, 0x00 );
      
       if_write( 0x07, &tone_data[0], 35 );//write to FIFO
    }
    
    void set_ch(void){
       if_s_write( 0x0F, 0x30 );// keyon = 0
       if_s_write( 0x10, 0x71 );// chvol
       if_s_write( 0x11, 0x00 );// XVB
       if_s_write( 0x12, 0x08 );// FRAC
       if_s_write( 0x13, 0x00 );// FRAC  
    }
    
    void keyon(unsigned char fnumh, unsigned char fnuml){
       if_s_write( 0x0B, 0x00 );//voice num
       if_s_write( 0x0C, 0x54 );//vovol
       if_s_write( 0x0D, fnumh );//fnum
       if_s_write( 0x0E, fnuml );//fnum
       if_s_write( 0x0F, 0x40 );//keyon = 1  
    }
    
    void keyoff(void){
       if_s_write( 0x0F, 0x00 );//keyon = 0
    }
    
    void setup() {
      // put your setup code here, to run once:
      pinMode(9,OUTPUT);
      pinMode(10,OUTPUT);
      set_ss_pin(HIGH);
     
      SPI.setBitOrder(MSBFIRST);
      SPI.setClockDivider(SPI_CLOCK_DIV8);
      SPI.setDataMode(SPI_MODE0);
      SPI.begin();
    
      init_825();
      set_tone();
      set_ch();
    }
    
    void loop() {
      // put your main code here, to run repeatedly:
      keyon(0x14,0x65);
      delay(500);
      keyoff();
      delay(200);
      keyon(0x1c,0x11);
      delay(500);
      keyoff();
      delay(200);
      keyon(0x1c,0x42);
      delay(500);
      keyoff();
      delay(200);
      keyon(0x1c,0x5d);
      delay(500);
      keyoff();
      delay(200);
      keyon(0x24,0x17);
      delay(500);
      keyoff();
      delay(200);
    }

    正直、よくわからなかったので早速書込んでみました。

    なおスピーカーは、YMF-825のSPに直接繋ぎます。

    実際の動作が下記の動画になります。

    ド、レ、ミ、フぁ、ソまでをずっと繰り返しているようです。

    どうやら、このプログラムの一番下の、void loop内の処理で音階を演奏しているみたいですね。

    
    
    void loop() {
      // put your main code here, to run repeatedly:
      keyon(0x14,0x65);    //ド
      delay(500);
      keyoff();
      delay(200);
      keyon(0x1c,0x11);    //レ
      delay(500);
      keyoff();
      delay(200);
      keyon(0x1c,0x42);       //ミ
      delay(500);
      keyoff();
      delay(200);
      keyon(0x1c,0x5d);    //ファ
      delay(500);
      keyoff();
      delay(200);
      keyon(0x24,0x17);        //ソ
      delay(500);
      keyoff();
      delay(200);
    }
    
    

    この、keyonの中の16進数の数時(0x14,0x65)が音階を決めているようです。でも、数字に連続性もないし、10進数に変換しても、周波数ではなさそう。

    いろいろ調べてみたところ、しくみはよくわかりませんでしたが、EguchiKazuyuki様のQiitaのブログにて、ここに書き込む音階のデータが示されていました。これもデータが必ずしも正確とは限らないそうなので、参照はあくまで自己責任でおねがいします。

    YMF825の音階パラメータについてhttps://qiita.com/KazuyukiEguchi/items/8e7192a0114250f8898f

    なので、音階は取り合えずここから参照すれば使えそうです。(大変感謝申し上げます)

    次に、音色です。

    設定次第で、様々な音を出せるようで、ピアノ、ギターなど自由に作れます。

    サンプルコード内の、void set_toneの中の、tonedata[35]の配列の数字で決めています。

    
    
    void set_tone(void){
      unsigned char tone_data[35] ={
        0x81,//header
        //T_ADR 0
        0x01,0x85,
        0x00,0x7F,0xF4,0xBB,0x00,0x10,0x40,
        0x00,0xAF,0xA0,0x0E,0x03,0x10,0x40,
        0x00,0x2F,0xF3,0x9B,0x00,0x20,0x41,
        0x00,0xAF,0xA0,0x0E,0x01,0x10,0x40,
        0x80,0x03,0x81,0x80,
      };
      
       if_s_write( 0x08, 0xF6 );
       delay(1);
       if_s_write( 0x08, 0x00 );
      
       if_write( 0x07, &tone_data[0], 35 );//write to FIFO
    }
    
    

    この配列を変えることで音色を変更できそうです。

    音色のサンプルスケッチは、Himagine様のブログを参考にさせていただきました。

    ヤマハ提供サンプル(2)https://sites.google.com/site/himagine201206/home/arduino/ymf825/030

    下記に転載させていただきます。感謝申し上げます。

    変換済 tonedata.txt
    
    /*
    // GrandPiano
    0x01,0x43,      // modify BO:0 -> BO:1
    0x00,0x67,0xFF,0x9D,0x00,0x10,0x40,
    0x21,0x33,0xE2,0xA3,0x00,0x50,0x00,
    0x10,0x41,0xD3,0x88,0x01,0x10,0x00,
    0x21,0x62,0xD4,0x02,0x01,0x10,0x00,
    */
    
    /*
    // E.Piano
    0x01,0x45,      // modify BO:0 -> BO:1
    0x51,0xC4,0xFB,0x8C,0x44,0x70,0x95,
    0x10,0x82,0xFF,0x12,0x45,0x10,0x00,
    0x11,0xB0,0xF1,0x49,0x44,0x10,0x02,
    0x11,0x72,0xFF,0x10,0x41,0x10,0x00,
    */
    
    /*
    // TenorSax
    0x01,0x45,      // modify BO:0 -> BO:1
    0x01,0x03,0x70,0x16,0x44,0x10,0x0B,
    0x00,0x92,0x70,0x3C,0x43,0x10,0x40,
    0x01,0x03,0x70,0x22,0x44,0x10,0x4B,
    */
    
    /*
    // PickBass
    0x02,0x43,      // modify BO:0 -> BO:2
    0x21,0x37,0xF1,0x4E,0x44,0x10,0x05,
    0x41,0x6B,0xC7,0x54,0x44,0x70,0x00,
    0x21,0x69,0xF2,0x5E,0x44,0x20,0x00,
    */
    
    /*
    // TnklBell
    0x01,0x45,      // modify BO:0 -> BO:1
    0x30,0x46,0xF5,0x41,0x44,0xE0,0x03,
    0x70,0x66,0xCE,0x2E,0x44,0x20,0x00,
    0x20,0x26,0xC5,0x78,0x44,0x77,0x08,
    0x40,0x55,0xFD,0x04,0x54,0x60,0x00,
    */
    
    /*
    // NewAgePd
    0x01,0x45,      // modify BO:0 -> BO:1
    0x31,0x3F,0xF0,0x98,0x44,0x70,0x0D,
    0x40,0x47,0xF0,0x2E,0x44,0x50,0x00,
    0x00,0x11,0x60,0x62,0x03,0x17,0x0E,
    0x00,0x51,0x81,0x02,0x03,0x10,0x00,
    */
    
    /*
    // RimShot
    0x00,0x45,
    0x59,0x50,0xF0,0x14,0x44,0xC0,0x17,
    0x79,0x77,0xF7,0x00,0x44,0xB0,0x00,
    0x68,0x6A,0xF8,0x00,0x44,0xC0,0x00,
    0x78,0x77,0xF7,0x00,0x44,0x70,0x10,
    */
    
    /*
    // Castanet
    0x01,0x45,      // modify BO:0 -> BO:1
    0x58,0x97,0xFF,0x08,0x44,0x70,0x0E,
    0x59,0xF8,0xAF,0x00,0x44,0x50,0x30,
    0x68,0x55,0xF0,0x9C,0x44,0x20,0x28,
    0x98,0x9A,0xCA,0x50,0x44,0x50,0x00,
    */
    

    ここには、GrandPiano  E.Piano  TenorSax  PickBass  TnklBell  NewAgePd  RimShot  Castanetの八種類の音源があり、これをコピペすることで音色を変えれそうです。

    今日は、ここまで。