皆様、こんばんは。今週の柊報です。今週のテーマは、「先週の活動報告」と「製品の愛称」の2項目です。
1. 先週の活動報告
今週は、6桁型LED時計CK13の生産を1台完成させました。
先週からずっと取り組んでいましたが、ようやく完成しました。6桁型時計は他の機種と比べて部品点数が多く、製作が非常に大変です。その分、価格も高くなってしまいます。
部品の中で特に多いのがダイオードです。配線を支えるためにダイオードを逆向きにして使っており、そのダイオードだけで50個近く使用しています。


ハンダ付けも非常に大変で、特に7セグLEDの向きに苦労します。他の部分は多少の交差があっても大丈夫ですが、LEDは見た目に影響するため、非常に繊細に固定しなければなりません。空中配線はすべて金属の導線でできているため、温度によって伸び縮みします。これにより、季節や部屋の温度変化で導線が動き、隣の部品とショートしたり、ハンダが割れたりする可能性があります。これらを考慮しながら製作しなければなりません。
さらに、長期間使用すると重力でたわんでくることも考慮する必要があります。特に温度変化による伸び縮みとたわみの対策を考えながら作業を進めています。
空中配線は非常に考えることが多く、いずれは本にまとめたいと思っています。
製品の愛称について
次に、今週の余談として、製品に愛称を付けていきたいなと思っています。
現在、柊工房の製品は型番で呼ばれていますが、管理上は便利な反面、お客様にとってはわかりづらいことがあります。
柊工房は、工房の名前が柊なことから察せるかもしれませんが、、木材に対して、思い入れが強いです。
そのため、空中配線時計は木材から名前を付けたいと思います。
下記に名前をつけました。

槐(エンジュ)
【型番】CK-08A
こちらの時計の土台には、エンジュの木の幹が使われていることから名付けました。木へんに鬼と書くので、木の枝を持った小さな鬼がわちゃわちゃしているような、かわいらしい印象があります。

翌檜(アスナロ)
【型番】CK-12
檜より一回り小さい檜のような木である翌檜。名前の由来は、「明日は檜になろう」からきています。まもなくリリースする、大型の時計に檜と名付ける予定で、この檜を目指してぐんぐん成長中の、可愛い縦長の時計になります。

鵜松明樺(ウダイカンバ)
【型番】CK-13
空中配線時計の中で、最も大きい最上級の時計。ドットのLEDは少し明るめで、暗くした部屋をほのかに照らす、 松明(たいまつ)のような印象から、松明の原料に使われるかっこいい名前の木。ウダイカンバの名前を付けた。

胡桃(クルミ)
【型番】CK-16RD
小さな土台の上に、丸っこく配線を詰め込んで凝縮したこちらの時計。身が詰まったクルミのような印象から、その名前をつけました。