2021.8.31 OT-01の回路設計

前回のブログでは、超音波楽器のブロック図まで設計しました。

さっそく回路設計に入ります。

下記が前回設計したブロック図です。

要するに、各モジュールをいかにしてマイコンに接続するかが大事になります。

まず、使用するマイコンのピン配置を確認します。

ATmega328PUのピン配置
ATmega328PUの各通信端子

SRF-02の接続

SRF-02はI2Cという形式で通信します。

I2Cの接続方法はとても簡単です。今回は超音波センサを2台並列でつなげられるようにします。

I2Cの通信は、センサ(Slave)とマイコン(Master)にそれぞれあるVcc,GNDの電源端子、同期クロックのSCL、信号線のSDAの4つの端子同士をつなぎます。

並列でつないでいても、それぞれのセンサにはアドレスが振り分けられているため、問題ありません。

YMF-825の接続

YMF-825はSPIで通信します。

SPIの通信は、音源IC(Slave)とマイコン(Master)にそれぞれあるVcc,GNDの電源端子、同期クロックのSCKと接続対象のSlaveを選択するSS(Slave Select)、MasterからSlaveに信号を送るMOSI(Master Out Slave In)とSlaveからMasterに信号を送るMISO(Master In Slave Out)があり、合計6本の線で構成されます。

Software Writer

ソフト書込みは前回のブログでも紹介しました。

ソフト書込みはUARTで通信しますので、変換器のTXD(送信)を,ATmega328のRXD(受信)に、変換器のRXD(受信)をATmega328のTXD(送信)に接続します。あとは、TTL変換器の+5VとGNDを、ATmega328にも供給します。そして、変換器からリセットの信号を送れるように、RTSとATmega328のResetを、0.1uFのコンデンサを経由して接続します。

Speaker Driver

YMF-825の使い方次第ではメモリーが足りなくなります。そういうときのために、単純な電子音であれば出せる、スピーカーのドライバ回路を用意しました。

以前のブログにもまとめています。

さいごにこれらの回路を統合した回路図を書きました。

次回は、KiCadで基板設計をします。

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