超音波の楽器を作るにあたり、出力する音は、いろんな音が出せる方が良いと思うようになりました。
YMF-825の特徴
ヤマハのFM音源チップYMF825(SD-1)を搭載した音源ボードです。ヤマハ独自のFMシンセサイザを搭載し、数種類のパラメータ指定により豊かなサウンドを再生することが可能です。
ArduinoやRaspberry Pi等のマイコンボードから、SPIを通して直接YMF825のレジスタを制御することで発音させます。スピーカーアンプも搭載しているので、アンプ回路を別途外部に用意する必要がありません。
※3.5 mmのヘッドホンジャックを搭載していますが、iPhone用などの4極CTIA採用のイヤホンはお使いいただけません(OMTPのものはお使いいただけます)。**Switch science様の販売ページより**
仕様
- 4オペレータのFM音源
- 最大16音同時に発音可能
- FMの基本波形29種類内蔵、アルゴリズム8種類
- SPIによるシリアルインタフェース
- スピーカアンプ内蔵
- 3バンドイコライザ内蔵
- 16 bitモノラルD/Aコンバータ内蔵
- 動作電圧:5 V
- 3.3 Vでも改造することで利用可能
サンプルスケッチがGitHubに上がっていますので参考にしました。
どんな波形も生み出せる
サンプルスケッチには、簡単なマニュアルも入っています。
基本的な、正弦波、三角波、のこぎり波、矩形波、半波整流みたいな波、など様々です。
7種類の帰還が掛けれる
エフェクターや、シンセサイザーでおなじみの帰還も、7種類から選ぶことができます。
まだ、くわしく分かってないので今後、紹介させていただければと思います。
SPI通信とは
シリアル・ペリフェラル・インタフェース(Serial Peripheral Interface, SPI)は、コンピュータ内部で使われるデバイス同士を接続する方法であり、比較的低速なデータ転送を行うデバイスに利用される。
SPIは省ピンで接続できるバスとして、モトローラ(現在はNXPセミコンダクターズ)が提唱した規格であり、
信号線は4本で構成され、一つのデバイスを接続する場合はSSを固定することで3本で接続できる。
SCK
Serial Clock
MISO
Master In Slave Out
MOSI
Master Out Slave In
SS
Slave Select
簡単な動作回路例
次に、接続図です。
YMF-825とArduinoNanoをSPIの形式で通信するだけですので、相互の、電源ライン(+5V,GND)とSPIの端子(SCK,MISO,MOSI,SS,Reset)を接続します。
今日はここまで